Project/Area Number |
04248206
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
堀江 稔 京都大学, 医学部, 助手 (90183938)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小森 優 京都大学, 医学部, 講師 (80186824)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 心筋イオン・チャネル / パッチ・クランプ法 / 自律神経(活動) / 心筋プライド・チャネル / 心筋ATP感受性Kチャネル / 抗不整脈薬 / GTP結合タンパク |
Research Abstract |
近半の急激な食生活の欧米化に伴い本邦でも冠動脈硬化症による虚旦性心疾患の増加が著しい。急性期の「心不全」の治療が、かなり効率よく行なわれるようになった現在、枝塞発症直後の不整脈、それに原因する「突然死」のコントロールが残された課題のひとつである.重点性域、「心電活動」の研究班の一員として、本課題では、心筋虚旦に伴うイオン・チャネル活性変化の分子機構に焦点を当て、ひいては虚旦性心疾患に伴う「突然死」の成国となる不整脈の発生機序に進ることを目的とした。今回の一連の研究では、心筋虚旦時に障害されるところの自律神経作動の心電活動たるその効果について、検討を加えた.自律神経のトランスミッターであるノルアドレナリンやアセチルコリンにより、多くの種類のイオン・チャネルが修飾を受け、結果的に心筋の不応期の変化や不整脈の誘発に関連する.とくに不応期は、体表面心電図でQT時間として.また細胞レベルでは、活動電活持続時間(APO)として測定される.我々は、酵素処理により単離した哺乳性心筋細胞を用いて、これらの自律神経作動薬やそのモデュレータが、イオン・チャネル電流にえる作用について、パッチ.クランプ法を適用し、詳細に検討した.今年度の主な研究成果を列記すると 以下の如くである (1).βアドレナリンあるいはムスカリン受容体と共役し、クロライド(Ce)を溶すチャネルについて その細胞内調節機構および生理的特性を明らかとした. (2).心筋虚旦時に活性化し、細胞内ATPレベルの敏感な指接となるATP感受性カリウム(K)チャネル電流が各種、I群抗不整脈薬により阻害されること、またその生理的・臨対的め意義について検討を加えた.
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