Project/Area Number |
04253215
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
伊藤 嘉明 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (80004612)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 光生 京都大学, ウイルス研究所, 助手 (00212225)
浅野 摩樹 京都大学, ウイルス研, 日本学術振興会特別研
重定 勝哉 京都大学, ウイルス研, 助教授 (40009626)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥30,000,000 (Direct Cost: ¥30,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥15,000,000 (Direct Cost: ¥15,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥15,000,000 (Direct Cost: ¥15,000,000)
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Keywords | DNA複製 / p53 / 転写制御因子 / 急性骨髄性白血病 / t(8;21)転座 / in vitro DNA複製 / c-Jun / c-Fos / Rel / NFκB / runt / AML1 |
Research Abstract |
p53のポリオーマウイルスDNA複製への影響を調べ転写活性化能を持つドメインと複製活性化能を持つそれが一部しか重複せず、2つが乖離する事を見出した。(Kandor et al Mol.Cell.Biol.1994,in press).p53のN端とC端に複製に必要な蛋白RP-Aが結合する事がDuttaらにより最近報告されたが(Nature965:79-82,1993),今回我々が見出した複製活性化ドメインとRP-A結合部位はよく一致する。興味深い事はHowbyらがp53のN端の転写活性化ドメインを欠損させてもp53によるトランスフォーメーションの抑制活性は完全には消失しないと報告している点である。今回我々が同定したC端にある複製活性化能とトランスフォーメーションの抑制活性に関係があるかどうか調べる必要がある。 我々の同定した新しい転写因子PEBP2のαサブユニットをコードするαB遺伝子は急性骨髄性白血病で8番21番相互転座の起る型で転座点の集中する遺伝子AML19マウスホモログである。t(8;21)の結果キメラ蛋白が合成される。そのキメラ蛋白の白血病原性を調べるためキメラRNAの接続点に相補的なアッチセンスオリゴヌクレオチドを合成し、培地に混入したところ,t(8;21)を持つ白血病細胞株の増殖が著しく抑制され細胞は分化しはじめた。従ってキメラ蛋白に白血病原性のある事が強く示唆された。
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