Project/Area Number |
04258103
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
吉田 充男 自治医科大学, 医学部, 教授 (70048966)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 省次 新潟大学, 医学部, 教授 (70150612)
永津 俊治 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (40064802)
高坂 新一 国立精神, 神経センター, 部長 (50112686)
金澤 一郎 (金沢 一郎) 東京大学, 医学部, 教授 (30110498)
水野 美邦 順天堂大学, 医学部, 教授 (30049043)
榊 佳之 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10112327)
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Project Period (FY) |
1991 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥51,800,000 (Direct Cost: ¥51,800,000)
Fiscal Year 1994: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥24,700,000 (Direct Cost: ¥24,700,000)
Fiscal Year 1992: ¥24,100,000 (Direct Cost: ¥24,100,000)
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Keywords | neuronal death / Machado-Joseph病 / DRPLA / hereditary progressive dystonia / parkinson病 / energy crisis / mitochondria / Machado Josseph病 / 歯状核・赤核・淡蒼球・ルイ体萎縮 / 三塩基リピート / パーキンソン病 / ミトコンドリア点変異 / ミトンドリア欠失 / エネルギークライシス / 外因・内因説 / テトラハイドロイソキノリン(TIQ) / 1-メチル-TIQ / ミトコンドリアDNAの欠失 / ミトコンドリアDNAの点変異 / ハンチントン病 / 第四染色体 |
Research Abstract |
神経細胞死には内因・外因によるものがある。内因性のものは遺伝に深く関与しており、以下の5編の成果をあげた。(いずれもnature geneticsに掲載)。 1)Machado-Joseph病は、小脳、錐体路、錐体外路が障害される常染色体優先遺伝を示すが、この原因遺伝子座が14染色体長腕にあることをつきとめた。2)歯状核・赤核・淡蒼球・ルイ体萎縮は、進行性ミオクローヌス、てんかん、失調、不随意運動、痴呆などを示す疾患で、病名にある脳の部位が障害される。この原因遺伝子が染色体12番でのCAGリピート(B37)の不安定延長であることが判明した(辻班員らと、近藤(郁)、金澤班員らが各々独立に発表。)3)福山型先天性筋ジストロフィー症は、常染色体劣性を示し、高度の筋萎縮と精神薄弱をきたす。その原因遺伝子座が染色体9q31-33に存在することを明らかにした。4)遺伝性進行性ジストニアは、瀬川らにより報告された疾患で、L-dopaが著効を示し、パーキンソン病との関係が注目される疾患である。チロシン水酸化酵素の補酵素としてテトラハイドロビオプテリン(BH4)があるが、BH4が作られるGTP cyclohydrolaseがある。本疾患の4家系において、本酵素で夫々異なる遺伝子の変異を明らかにした。 つぎに外因も強く関与していると考えられるパーキンソン病に関連して、神経毒であるMPTPが、黒質ドーパミンニューロンを障害する機序として、ミトコンドリアのエネル-ギ-破綻を明らかにした。その他にミトコンドリア遺伝子変異の蓄積が細胞死をもたらしている可能性も指摘した。 以上の代表的成果を「神経細胞死Up to Date」((株)クバプロ、B5版152ページ、編集者 吉田充男、金澤一郎、高坂新一、黒田洋一郎)として出版予定である。
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