血管壁の二次元及び三次元組織の再構築過程及び人工組識織体の細胞バイオメカニクス
Project/Area Number |
04263240
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Cardiovascular Center Research Institute |
Principal Investigator |
松田 武久 国立循環器病センター研究所, 生体工学部, 部長 (60142189)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高市 成子 国立循環器病センター研究所, 病因部, 研究員 (00093930)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
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Keywords | 血管内皮 / 人工織体 |
Research Abstract |
研究代表者らは血管壁細胞の研究を細胞バイオメカニクス及び臓器工学的アプローチで研究を行なってきた。 現在までに得られた研究結果を要約すると、 (1)内皮の方向性二次元組織化 新たに考案した単層シートによりの遊走・増殖による定量化法の導入により、二次元組織化速度及びその細胞外マトリックス、人工基材依存性を定量化した。 (2)"中膜"の三次元組織化 コラーゲン繊維の中に平滑筋細胞をゲル内包埋し、力学的ストレスに感受する細胞配向及び形態形成過程を定量化した。また、力学的ストレス(拍動)負荷により収縮型へ形質転換することを新しく見いだした。 (3)階層性血管壁構造に構築技術とハイブリッド型人工血管内膜 内膜と中膜を組み込んだ階層性血管壁をin vitroで再構築するプロトタイプ技術を開発し、人工血管内腔に構築する技術を開発し、in vivoにおける開存性と組織化(配向及び形質転換)を明確にした。 (4)接着細胞の酸素消費速度 細胞を接着したままで、簡便に且つ再現性のある定量的測定法を開発した。この方法により、細胞の集団化(コロニー化)の酸素消費の依存性が明らかになった。 (5)人工細胞外マトリックスの分子設計 生体由来物質及び生理活性合成高分子による人工細胞外マトリックスを分子設計した。後者の人工マトリックスは接着性蛋白質に接着活性部位RGD(Arg-Gly-Asp)を化学的に合成高分子の測鎖に導入したものである。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)