Project/Area Number |
04266101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Metropolitan Organization for Medical Research |
Principal Investigator |
川喜田 正夫 財団法人東京都臨床医学総合研究所, 医化学研究部門, 研究員 (00012740)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原 諭吉 東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (00092429)
山口 明人 千葉大学, 薬学部, 助教授 (60114336)
重川 宗一 国立循環器センター研究所, 循環分子生理部, 研究員 (00113738)
青島 均 山口大学, 教養部, 教授 (20089907)
乾 賢一 京都大学, 医学部, 教授 (70034030)
水上 茂樹 九州大学, 医学部, 教授 (90037325)
星 猛 静岡県立大学, 食品栄養科学部, 教授 (60004537)
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Project Period (FY) |
1992 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥149,000,000 (Direct Cost: ¥149,000,000)
Fiscal Year 1994: ¥54,000,000 (Direct Cost: ¥54,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥42,000,000 (Direct Cost: ¥42,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥53,000,000 (Direct Cost: ¥53,000,000)
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Keywords | 共役物質輸送 / Na^+ / H^+アンチポーター / H^+ / ジペプチドシンポーター / Band 3 / テトラサイクリン / アラニンキャリアー / バクテリオロドプシン / K^+-ATPase / イオン輸送 / H^+-アンチポーター / ジペプチド輸送系 / H^+ヘキソース共輸送 / テトラサイクリン排出タンパク質 / H^+ーアンチポーター / 酸性アミノ酸輸送系 / K^+ーATPase |
Research Abstract |
細胞の膜系における各種のイオンや溶質の共役輸送系の実体とそのネットワークに関して、以下の結果を得た。 1.Na^+/H^+-アンチポーター(NHE)のisoformに対する特異的ペプチド抗体を作成し、各isoformの組織における局在性を明らかにした(川喜田)。NHE1 isoformの活性の細胞内pHによる調節の情報がカルモジュリンによって伝達されることを示し、調節に関与する領域を同定した(重川)。腸炎ビブリオNHEのアミロライド結合部位の変異体では、NHEのイオン特異性が同時に変化することを明らかにした(土屋)。 2.H^+/ジペプチドシンポーターのcDNAクローニングに成功し、塩基配列を決定した(乾)。腎上皮細胞による有機アニオンの経細胞輸送のin vitro実験系を確立し、プロテインキナーゼCによる活性調節を明らかにした(高野)。 3.赤血球膜のアニオン輸送体Band 3の構造をタンパク質化学的に解析し、新しい構造モデルを提案した。(濱崎)。 4.テトラサイクリン/H^+アンチポーターのトポロジーおよび反応機構を、復帰変異解析、Cys走査変異体の解析によって詳しく研究し、精細な構造モデルを発表した(山口)。 5.好熱菌のアラニンキャリアーの大量発現に成功した。さらに結晶化による詳細な構造解析の方向を指向している(平田)。 6.Na^+/K^+-ATPaseのαβ分子集合体形成機構について、H^+/K^+-ATPaseとのキメラを用いて解析し、N末50残基については互換性があることを明らかにした(川村)。また、α1およびα3 isoformの間の特性のちがいがNa^+遊離サイトの基質親和性のちがいに基づくものであることを明らかにした(原)。 7.バクテリオロドプシンのH^+移動反応に関与するアミノ酸残基として、Asp85,Asp212,Asp96/Thr46,Trp182を同定することに成功した(前田)。
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