ショウジョウバエにおけるイノシトールリン脂質情報伝達とIP3受容体に関する研究
Project/Area Number |
04270220
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
古市 貞一 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (50219094)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | ショウジョウバエ / イノシトール3りん酸 / IP_3受容体 / 細胞内カルシウム / シグナル伝達 |
Research Abstract |
IP_3/Ca^<2+>シグナル伝達機構の生物個体レベルでの生理機能を解明するため、遺伝学的アプローチが可能なショウジョウバエを研究材料した。ショウジョウバエ頭部よりIP_3受容体cDNAを単離し、その全一次構造を決定した。ショウジョウバエの体各部から調製した膜画分の[ ^3H]IP_3結合活性を調べたところ、これまでにPI代謝情報伝達の存在が知られている目やアンテナのみならず足や胸部にもその存在が確認された。事実、eyes-absent変異体(eya)ではIP_3受容体活性は低下していた。また、IP_3受容体mRNAの発現が発生段階を通じて観察されること、また、その発現は各ステージで変化する事も明らかとなってきた。成虫では、特に感覚器官や筋肉組織でIP_3受容体mRNAの発現が著しいことも明かにした。これらは、ショウジョウバエにおける多様な生理現象でのIP_3/Ca^<2+>シグナル伝達の役割を示唆するものである。IP_3受容体の染色体マッピングの結果から、IP_3受容体遺伝子座(第3染色体右腕83A5-9)はいままでに知られているミュータント遺伝子座とは合致しない。これらの研究成果は、昨年に学会や雑誌で発表した。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)