Project/Area Number |
04304051
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内分泌・代謝学
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
北 徹 京都大学, 医学部, 教授 (60161460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 徳男 東北大学, 遺伝子実験施設, 教授 (30192412)
堀内 正公 熊本大学, 医学部, 教授 (10117377)
山田 信博 東京大学, 医学部, 助手 (40200729)
松沢 佑次 大阪大学, 医学部, 教授 (70116101)
高井 義美 神戸大学, 医学部, 教授 (60093514)
齋藤 康 千葉大学, 医学部, 講師 (50101358)
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Project Period (FY) |
1992 – 1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥17,000,000 (Direct Cost: ¥17,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥7,000,000 (Direct Cost: ¥7,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥10,000,000 (Direct Cost: ¥10,000,000)
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Keywords | リゾフォスファチジルコリン / マクロファージ / M-CSF / CETP / コレステロール逆転送系 / SDMF / Rho / VLDL受容体 / VLDL容体 / 酸化LDL / HDL / 増殖因子 / Small G Protein |
Research Abstract |
動脈硬化症の分子生物学的解析と予防抑制対策に対する総合的研究をめざすわれわれの研究は順調に進みつつある。 1)血管内皮細胞障害、あるいは活性化 LDLの酸化過程で生ずるリゾフォスファチジルコリン(LPC)が内皮細胞においてVCAM1の発現を誘導すること、更にそれがPKCを関与しない機構で行われることを明らかにした。 2)マクロファージの泡沫化脱泡沫化 M-CSFがマクロファージのACATならびにコレステロールエステル加水分解酵素機能を調節することによりコレステロールエステル蓄積の制御に関わる可能性が示された。 またその脱泡沫化にはHDLとマクロファージの相互作用がならびにCETPを介したコレステロール逆転送系の関与が考えられるが、その分子機構についても検討中ある。 3)平滑細胞の増殖と移動の分子機構 SDMF(平滑筋細胞由来遊走因子)の精製に引き続きその構造決定が行われている。またsmall GTP結合蛋白であるRhoが平滑筋細胞の血管内における移動に関わることが明らかにされた。 4)動脈硬化惹起遺伝子 VLDL受容体蛋白ならびに遺伝子の構造決定にもとづき、その粥状動脈硬化形成過程における意義の解析が行われている。
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