短時間マイクログラビティ環境の高度利用に関する調査研究
Project/Area Number |
04352021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Aerospace engineering
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
伊藤 献一 北海道大学, 工学部, 教授 (80001163)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西永 頌 東京大学, 工学部, 教授 (10023128)
新岡 嵩 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (90208108)
飯塚 敏彦 北海道大学, 農学部, 教授 (50001441)
河野 道方 東京大学, 工学部, 教授 (60011194)
魚崎 浩平 北海道大学, 理学部, 教授 (20133697)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Keywords | 無重力 / 自由落下 / 熱・物質輸送 / 短時間微小重力実験 / 宇宙環境利用 / 宇宙実験 / 燃焼現象 / 材料科学 |
Research Abstract |
(1)研究調査の結果: 落下塔、航空機実験の研究対象を調査した結果、航空機ではマイクログラビティの質が理在なお不十分で、自由落下実験が当面優位性をもつ。ロケット実験と10秒レベルの落下実験ではデータは同一となり、短時間マイクログラビティの有田性が立証された。 (2)分野別の研究調査結果 全体の研究組識を基礎科学、材料、バイオ・ライフサイエンス、実験技術の4部に分け、各々の分野における研究の可能性を検討した。その結果、基礎科学部門では、相変化を伴う流体現象、拡散過程の影響が著るしい燃焼現象などの熱・物質輸送現象の解明の有力な手段になりうることの確証が得られた。材料部門では、超徴粒子生成、凝固過程、分散混合問題において大きな研究可能性が見出された。また、ミクロな結晶生長過程も短時間レベルで観察が可能とされた。バイオ・ライフサイエンス部門では、血流などの生体生理、小動物等の生体反応、個体差の影響等に有力視された。また、実験技術部門では、機器搭載方法、機器制御技術が検討され、なるべく、独立制御システムの採用が実験の効率化と信頼性確保のために必要とされた。 (3)重点領域研究の領域申請 上記研究の結果をふまえて、各部門で重点領域申請の検討を行った。基礎科学部門では、当該有家代表者が代表申請者となり「マイクログラビティ環境利用による熱・物質輸送現象の解明」として領域申請を行った。また、材料部では、栗林一彦宇宙研教授が代表者となり「マイクログラビティプロセッシング」を申請した。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)