Project/Area Number |
04353003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
有機化学一般
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
大澤 映二 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (40001763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鯉沼 秀臣 東京工業大学, 工業材科研, 教授 (70011187)
遠藤 守信 信州大学, 工学部, 教授 (10021015)
志田 忠正 京都大学, 理学部, 教授 (60025484)
広部 雅昭 東京大学, 薬学部, 教授 (20012594)
江口 昇二 名古屋大学, 工学部, 教授 (50023099)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | フラーレン / ナノチューブ生成機構 / 炭素同素体 / 強磁性錯体 / C_<60>気相合成 / 原子クラスター / 高度材料 / ハイテク素材 |
Research Abstract |
(1)合成および反応 フラーレンの合成,生成,反応に関して平成4年度内に長足の進歩が見られたが,特にC_<60>合成に関してはビーム状グロー放電プラズマによる気相合成に始めて成功した鯉沼らの研究およびべンゼンを鉄るどの超微粒金属触媒を用いて気相熱分解させる際に副生するカーボンナノチューブの成長メカニズムを提出した遠藤らの成果が注目される.後考のC_2単位付加による生長機構は大澤らの理論計算によっても支持された.ほかにC_<60>の化学反応が多数試みられ,江口らはアゾビスイソブチロニトリルから得られるイソブチロニトリルラジカルの付加に成功した. (2)理論 大澤らはフラーレンの展開図表現を工夫して任意のフラーレンの座標発生アルゴリズムを新たに考察し,これを用いてC_<100>までのIPR則を満すすべてのフラーレン(450)を発生した.今後フラーレンの理論計算を行うための便利なツールとなるであろう.ほかに藤本らのC_<60>と金属錯体の相互作用の軌道対法による解析,永瀬らのケイ素クラスターに関する広範な精密計算研究などが大きな成果をおさめた. (3)物性 C_<70>に関して三重語への電子移動反応,X線図析,ラマン散乱蒸着法膜,NMRなど広範な研究が行われ、C_<60>と比べて特微が明らかになった.物理研究のうえで特に本研究年度内に顕著な成果を上げたのは金属フラーレンの初めての単密精製の成功に伴う詳細な篠原らの研究であろう.ほかに強磁性TDAE-C_<60>錯化合物の特性.C_<60>ラジカルアニオン発光スペクトルの解析,低エネルギー電子分光などが行われた. (4)分析 分析および精製としう地味な分野に関しても利用的見地からの研究が成果をおさめつつある.液体クロマト用新固定相,活性炭カラムによる迅速クマストが実用化された
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Report
(1 results)
Research Products
(13 results)