Project/Area Number |
04353004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
天然物有機化学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
橘 和夫 東京大学, 理学部, 教授 (70142081)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯部 稔 名古屋大学, 農学部, 教授 (00023466)
山田 静之 名古屋大学, 理学部, 教授 (90022540)
北川 勲 大阪大学, 薬学部, 教授 (20028830)
平間 正博 東北大学, 理学部, 教授 (30165203)
安元 健 東北大学, 農学部, 教授 (20011885)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | 超活性 / 海洋天然物 / 天然物化学 / 天然物有機化学 / 生物有機化学 / 有機合成化学 |
Research Abstract |
分光学と計算機化学による立体構造の決定法について、機器メーカー等の研究者と情報交換し検討した結果、多次元NMR(3次元を含む)と分子力場計算を組み合せた方法(既に一部のペアチドに適用されている)が有力であるとの結論を得た。特に3次元NMRは5〜10%にまでヘテロ原子(BCやBN)の農度を追化することが出来れば充分実用可能であり、今度高分子量の天然物の構造決定に威力を発輝することが期待される。既に一部班員によって実施に移されている。 有機合成による超活性物質の供給方法について、研究企画を行った結果、海洋ポリエーテル化合物であるシガトキシン(Oiguataxin)等を標的とした合成戦略について大きな進展を見た(研究発表物参照)。具体的には、橘、安元、平間、磯部の研究室において、合成と構造解析に関するより詳細な検討が加えられており、各グループで既に崩芽的研究成果がさっている。また、シンポジウム等を通じて班員以外の研究者にも広くけ該研究の重要性を宣伝した結果、多数の研究グループの参画を得るに至った。 生命現象解明のための超活性物質の化学修飾について、情報交換と研究企画を行った結果、細胞膜及び膜上の受容体やチャネル等に作用する超活性物質が研究目的として重要であるとの認識が深まった。すなわち、これらに作用する海洋天然物の探索と機能開発(小林、中村、安元、橘、上村、山田、伏谷等のグループで既に成果をさげている)が研究の端緒として重要であり、更に化学修飾を行うことによって生命現象解明に役立つ天然物を開発する研究方針が示された。 企画調査活動については、計画していた3回の全体会議と公開シンポジウムを実施して、上記の実績を上げることともに班員外の研究者との意見交換も活発に行ない、当該分野の活性化に貢献した。
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)