Project/Area Number |
04354006
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
土壌・肥料
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
山本 広基 島根大学, 農学部, 助教授 (30112121)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
妹尾 啓史 東京大学, 農学部, 助手 (40206652)
犬伏 和之 三重大学, 生物資源学部, 助教授 (00168428)
片山 新太 名古屋大学, 農学部, 助教授 (60185808)
渡辺 巌 三重大学, 生物資源学部, 教授 (40003751)
佐藤 匡 東北大学, 遺伝生態研究センター, 助教授 (80006006)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 農薬 / 土壌微生物 / 環境影響評価 / 土壌生態系影響 / 安全性評価 |
Research Abstract |
農薬の土壌生態系影響を評価する際に重要と思われる試験項目をリストアップすると共に、それぞれについて簡便で精度の高い試験方法を提案するとともに、個々の項目について、許容できる影響の範囲に議論し一定の見解を出すことを、本研究の到達目標として5回にわたってワークショップを開催して討論した。 まず、影響評価にあたって何を対象とするのかについて討論し、1.全ての微生物、活性、微生物間の相互関係を対象とすることは不可能である。2.土壌微生物に対する知識、経験の比較的浅い研究者でも精度の高い結果が得られるような対象項目、方法である必要がある。3.単に微生物数を計ることは意味がない。むしろバイオマスをみた方がよい。4.生産現場である耕地の保全を考えるなら、生産性に関連する微生物を重要とみなさざるを得ない。土壌中での微生物社会(種構成など)に対するインパクトも重要であろうが、現時点では取扱い方(手法、評価を含めて)が因難である。5.欧米の類似の評価方法に水田は取り上げられていないが、わが国の水田微生物研究はこれに貢献できるだけね蓄積があるので、今回、畑地、水田の両方について取り上げる。6.VAM、根圏微生物、土壌酵素については保留する。 これらをふまえ、対象項目を次のように決定した。 1.水田 窒素の無機化、メタンおよび炭酸ガス発生、田面水および土壌表層のクロロフィル量、窒素固定、バイオマス 2.畑地 バイオマス、硝化、有機物の無機化 これらの項目についての試験方法を詳細に記載した報告書としてまとめ、農薬の研究者に広く公表することとした。
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