Project/Area Number |
04354013
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
|
Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
菊池 徹 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 教授 (40025680)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡辺 裕司 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 教授 (10012642)
渡辺 和夫 千葉大学, 薬学部, 教授 (80019124)
野村 靖幸 北海道大学, 薬学部, 教授 (00034041)
木村 正康 富山医科薬科大学, 薬学部, 教授 (60019099)
荻原 幸夫 名古屋市立大学, 薬学部, 教授 (70080166)
|
Project Period (FY) |
1992
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
|
Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
|
Keywords | 漢方薬 / 民族伝統薬物 |
Research Abstract |
近年、薬物感受性の個人差と全身症状の改善を重視する漢方医学への関心が急速に高まり、各地の医療機関で漢方薬を交えた臨床研究が展開されている。このため従来の漢方薬体系に現代科学的研究法による解析に組織的に展開し、最新の先端技術を機能的に活用して研究の集約を行うことが必要な段階となっている。 本研究においては、研究代表者及び19名の研究分担者が漢方および民族伝統薬物研究の現状と将来についてそれぞれ専門の立場から重点領域研究申請のための準備調査を行った上で、一同に会してその報告と討論を行った。その結果、本研究課題の重要性と緊急性について意見の一致をみた。また、薬理学者、生化学者、有機化学者それぞれが、既に研究を遂行するための強力な先端的手法を武器として手にしており、学際的協力態勢をとることにより民族伝統薬物の科学的解明が可能であるとの結論に達した。 さらに研究代表者を中心とする小委員会(委員6名)を組織して、重点領域研究申請のための準備調査を行うと共に、各委員と分担者間で意見調整を行った結果、基礎的研究に焦点を絞り、応用研究の前段階を重点的に研究することが必要であるとの結論に達した。また、研究戦略としては、分子レベルでの薬理学的研究および有効成分の有機化学的研究を組み合わせた分子生物学的研究を中心とすることが効果的と判断された。 上記のような調査と討論に基づき、本研究課題を発展させるため、平成6年度発足の科学研究費補助金の重点領域研究として「民族伝統薬物の医薬学的解明」の申請を行った。
|