新局面を迎えたタンパク質の構造、物性、機能研究に関する我国の現状分析と展望
Project/Area Number |
04354025
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
生物物性学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
油谷 克英 大阪大学, たんぱく質研究所, 助教授 (90089889)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
月原 富武 徳島大学, 工学部, 教授 (00032277)
阿久津 秀雄 横浜国立大学, 工学部, 教授 (60029965)
桑島 邦博 東京大学, 理学部, 助教授 (70091444)
大島 泰郎 東京工業大学, 生命理工学部, 教授 (60167301)
郷 信広 京都大学, 理学部, 教授 (50011549)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | タンパク質 / タンパク質の構造 / タンパン質の物性 / タンパク質の機能 / X線解析 / NMR / 熱測定 / コンピューター |
Research Abstract |
タンパク質研究は現在新しい局面を迎えている。 この新しい局面に際し、我国のこの分野の研究者が問題を適切に把握し、必要な研究施策を提言し実行に移して行くべく努力することは、この基礎的研究分野の将来のみならず、広く我国の科学技術の近将来のためにも、緊急かつ重要である。しかし、タンパク質分子の機能が多彩であることを反映してか、タンパク質研究の関心はともするとタンパク質分子の個性(個々の機能)の方向に向かいがちで、分野の動向を広い視野から総合的・統一的に捉えて行くための努力は必ずしも十分でなかった。 本調査研究では、タンパク質の構造、物性、機能研究の成果(これまで何が分かったか)、それを支えている研究手段(X線解析装置、NMR、コンピュータ、熱測定など)、及び我国における研究の実態、これらを調査分析し、問題点を整理し、将来の展望を検討し、提言としてまとめる。具体的には、個々の課題で分担し、調査を行なった。調査は主に研究分担者が行なうが、必要に応じて可能な限り多くの研究者の協力を得て調査内容を検討して、多くの研究者のコンセンサスを得られる内容とした。主な調査課題は、1.タンパン質の構造・物性に関する研究、2.タンパン質の機能に関する研究、3.タンパク質周辺領域の研究、4.主要な研究手段(タンパク質のX線結晶解析,タンパク質のNMRによる解析,コンピューターによる解析)であった。これらを報告書としてまとめる予定である。 尚、本研究班が中心になって、日本生物物理学会でシンポジウム「蛋白質研究の現状と将来」を主催し(1992年11月4日、大阪大学基礎工学部にて)、300名以上の参加者を集め、活発な討論が行なわれた。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)