Project/Area Number |
04354031
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
西本 毅治 九州大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10037426)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関口 睦夫 九州大学, 生体防御医学研究所, 教授 (00037342)
花岡 文雄 理化学研究所, 細胞生理, 主任研究員 (50012670)
柳田 充弘 京都大学, 理学部, 教授 (80025428)
登田 隆 京都大学, 理学部, 講師 (50197894)
東江 昭夫 東京大学, 理学部, 教授 (90029249)
|
Project Period (FY) |
1992
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
|
Keywords | 細胞周期 / G1期 / S期 / G2期 / M期 / 染色体凝縮 |
Research Abstract |
本年は下記の研究計画を重点研究「細胞周期制御のネットワーク」の計画研究として立案した。 1)細胞分化とシグナル伝達:増殖因子の刺激により休止期の細胞が増殖サイクルに入るまでの間に遭遇する制御機構及び増殖サイクルから分化プログラムへの転換機構について分子細胞生物学的、遺伝学的に研究する。 2)G1期進行制御とDNA複製開始決定機構:増殖サイクルにある細胞が分裂直後からS期に入るまでに遭遇する制御機構(この間に染色体はM期の凝縮した形からS期開始直前のほぼ完全に脱凝縮した形まで大きく変化する)、および休上細胞がタンパク合成を開始した時点からDNA複製を開始する迄の制御機構のネットワークに焦点をあわせて研究を行なう。 3)染色体凝縮開始の制御とMPF:DNA複製の完了から染色体凝縮の開始までの間に働く制御機構とMPFの機能について研究する、細胞はS期の完了まで染色体凝縮を抑制する機構を持っている。それは一方ではDNA複制の進行をチェックし、他方では染色体凝縮因子(MPF)の活性化を御制していると推定される。また、切断部位を持つDNA分子がそのまま凝縮すると染色体が断片化する。細胞はこれを防ぐためにG2ブロックの機構を持っている。即ち、障害を持つDNA分子から或種の信号が核外にあるMPFに伝えられ、その活性化を阻止していると推定される。これらの機構を解明する。 それぞれの項目の立案、討議のまとめの責任者として、1)登田、2)東江、3)西本を置き、グループ内での具体的な研究推進方法、人員構成、研究経費について検討し、公募研究の募集した。
|