大型モザイクCCDを用いた超新星による宇宙構造パラメータの決定
Project/Area Number |
04452016
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | National Astronomical Observatory of Japan |
Principal Investigator |
関口 真木 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 助手 (40216528)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土居 守 東京大学, 理学部, 助手 (00242090)
中桐 正夫 国立天文台, 光学赤外線天文学研究系, 助手 (00124678)
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Project Period (FY) |
1992 – 1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Keywords | CCD / 超新星 / 宇宙論 |
Research Abstract |
我々のグループが以前製作したカメラの見直しから開始した。特に以前のカメラは液体窒素を使用して、観測中に液体窒素の補給をしなければならなかった。今回はこの点を冷凍機を使用する事で解決する。新しいカメラの設計を完了し、エレクトロニクスを含む各部品の製作を行った。カメラの設計に関しては、熱流入を最小限にする事に注意を払い、デュワー内部に全メッキを多用した。CCD素子は様々な大型望遠鏡に対応できるように平面とし、非平面な焦点にはフィールド・フラットナーを用いる事とした。又保守を容易にするため、各CCDは容易に取り外し、交換可能とした。エレクトロニクスは我々が以前開発したコントローラー(Messia)を使用するが、8×8=64個と言う多数のCCDを容易に扱うため、新たに小型のデジタイザを開発した。現在カメラとエレクトロニクスの組み立てを行なっており、カメラは平成5年の夏期から使用できる予定である。 超新星の探査で重要な解析ソフトウエアは大きな進展をした。現存のモザイクCCDカメラによるデータを使って、ソフトウエアを開発した。天文ではこれまで天体の画像処理は人間が多く介在していた為、自動化が難しかったが、我々は汎用の解析パッケージを使用せず、独自の解析プログラムを開発し自動化を可能にした。これにより、モザイクCCDからの一晩の観測データは、ほぼ自動的に次の日の半日で解析できるようになった。これにより超新星が出現した場合は、次の日の観測までに判定できる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)