雑穀と雑穀擬態随伴雑草複合からみた雑穀の起源および飼料作物の開発
Project/Area Number |
04454045
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
作物
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
小林 央往 山口大学, 農学部, 教授 (50026605)
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Project Period (FY) |
1992 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥6,100,000 (Direct Cost: ¥6,100,000)
Fiscal Year 1994: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1992: ¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
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Keywords | 雑穀擬態随伴雑草 / 陸稲擬態随伴雑草 / 雑穀の起源・分化 / 二次作物 / コドミレット / ニクキビ属 / 変異 / キンエノコロ |
Research Abstract |
インド独自の雑穀とそれらの雑穀擬態随伴雑草の種間および系統間比較をおこない、インド独自の雑穀の起源や分化の様式を探ろうとするものである。 コドミレットが属するPaspalum scrobiculatumの栽培型、陸稲に巧妙に擬態する陸稲擬態随伴雑草型および雑草型の3変異型を系統比較栽培して検討した結果、栽培型の穂は高位節分けつが集合して短枝こうから成る大きな穂となっていることがわかった。ところが、陸稲擬態随伴雑草型では、特徴的な長枝こうを有する系統と短枝こうの穂を有する系統が混在することがわかった。 ニクキビ属Brachiariaの栽培型korne、リトルミレット擬態随伴雑草型、コドミレット随伴雑草型および雑草型を比較栽培した結果、前2者は系統内変異が少なく斉一であったが、雑草型は変異が大きくまた匍匐性が一般に大きかった。種子発芽は3変異型のいずれも30℃で最良であったが、栽培型は休眠性がないが、リトルミレット擬態随伴雑草型およびコドミレット随伴雑草型では大きな系統間変異を示し、栽培型の特性を示す系統と雑草型のそれを示す系統が混在することがわかった。 以上のことから、雑穀擬態随伴雑草は変異がきわめて大きく、全体としては栽培型と雑草型の中間的な諸特性を示すが、栽培型と雑草型に近い系統の混在集団であることが解り、まさに直ちに二次作物として成立する系統を内包することがわかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)