Project/Area Number |
04550326
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
的崎 健 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (50219531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池口 徹 東京理科大学, 基礎工学部, 助手 (30222863)
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Project Period (FY) |
1992 – 1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Keywords | 画像処理 / 色座標 / HLS空間 / つや / 写像 / 明度 / きらめき / 領域分割 |
Research Abstract |
1 HLS色空間を用いた解析 同一物体に対しつやあり、つやなしの状態を作成し、両データをHLS色空間に変換した。その空間内での各画素の分布を解析することにより、つやありとつやなしの差異は、その分布範囲に現れた。また、つやありの分布は、L‐S平面内において、双曲線に沿って拡張することが解った。次に、各画素についての明度とmax‐minの変化を解析し、これらの変化からつやのある画像の性質を確認した。 2 つやのない画像のつやのつき得る領域の推定 つやのない物体の画像に対し、明度とmax‐minによる領域分割を行ない、各領域についてつやを評価する評価値を求め、それによりつやのつく領域を推定した。この領域と、実際につやのある物体のつや領域を比較することにより、本手法の有効性を確認した。 3 つやの写像の検討 つやなしからつやありへの写像について、つやのつく領域とそれ以外について、2次元線形写像及び2次元非線形写像を仮定し,検討を行なった。 以上の解析を、本年度申請した予算で購入したワークステーションにより行なった。また、今後様々な対象物に対する解析、検討を行なうために、つやのある物体である陶磁器の取材に予算費用を使用した。 現在は、写像についての詳しい解析、及び以上の結果を合わせ、つやのない画像からつやのある画像の作成を行なっている。
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