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行動空間の認知に及ぼす視野の広さの効果

Research Project

Project/Area Number 04610065
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Psychology
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

太城 敬良  大阪市立大学, 文学部, 教授 (00047250)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Keywords視野 / 視空間知覚 / 変換視 / 認知地図 / 視空間行動 / 有効視野
Research Abstract

視野を狭くした眼鏡を着用し、初めての場所で、ぐるっと頭を回してあたりを眺めてみると、その場の状況や自分の位置の把握が困難である。普段ではなんでもないのに、この様なことはビデオカメラによる撮影時によく体験されよう。われわれは、所謂さかさ眼鏡の長期着用での知覚的順応の問題を長期にわたって検討してきた。多くの知見を得たが、幾つかの基礎的問題点が残っている。一つに視野の大きさの問題がある。さかさ眼鏡の視野は普通非常に狭い。視野の狭さによる知覚上の効果、特に空間配置の地図認知上の効果、目-頭や目-手や頭-身体系の運動上の効果、知覚的恒常性の効果などを明確にしなければならない。
本研究では、両眼で7゚、15゚、30゚、60゚、120゚の5種の視野制限の眼鏡を作成し、(1)7゚、30゚、120゚の3種の眼鏡を着用と視野制限なしとの条件で制限時間内で配置の探索行動をし、認知地図を作成する、目標までの歩行をするなどの場面において、比較観察をする日常行動観察研究と、(2)5種の眼鏡と視野制限なしの6条件において、受動と能動的回転運動の2条件、回転速度が遅・早の2条件、計24条件からなる行動空間認知実験が実施された。測度は円形の部屋にランダムに置かれた7種の刺激対象の位置関係を、円盤状の記録用紙に再生する際の誤差である。
(1)の主な結果は、120゚では視野制限なしと行動上の差異はなく、30゚、7゚と急速にあらゆる行動面において課題遂行が劣化してくる。さらに、7゚では不快感が出てくる。
(2)は現在結果の整理中であるが、以下の結果が見込まれる。15゚程度以下と、15゚から60〜120゚の間、それ以上との3段階で、視野の大きさが行動空間認知上に効果を持つ、能動条件では受動条件に比べ視野の大きさにかかわらず行動空間認知上に効果的である。ただし、視野が狭いとゆっくりとした運動が必要である。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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