Project/Area Number |
04610174
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
佐藤 全 国立教育研究所, 教育経営研究部, 室長 (50004114)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牛渡 淳 仙台白百合短期大学, 教職課程, 助教授 (30151856)
坂本 孝徳 国立教育研究所, 企画調整部, 主任研究官 (10149297)
八尾坂 修 国立教育研究所, 教育経営研究部, 主任研究官 (20157952)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 教師教育 / 研究動向 / 教師教育カリキュラム / 教育実習 / 実践的指導力 / 教員研修 / 初任者研修 / 校内研修 |
Research Abstract |
1.分析対象文献の範囲と特徴 本研究において分析の対象とした文献は、1989年から1991年までの3年の間に発刊された、主に大学紀要等に掲載されている論文のうち、日本の現在の教師教育問題を扱っている文献である。収集した文献の全般的な特徴としては、養成カリキュラムに関する総合的な研究が少なく、教育実習に関する調査研究が多いことを挙げることができる。 2.知見の概要 (1)養成に関しては、大学のカリキュラムを、現在以上に教育実践とかかわらせて再構築することが必要である。(2)採用については、研究課題に措定している論文が少ないが、受験(採用)年齢制限の撤廃と異業種経験者の積極的採用が提言されている。(3)研修に関しては、初任者研修の指導教員の必要性と重要性が指摘されている。 3.教師の職能成長を促進する要因 現職教師の職能成長を促進する要因として、多くの論文が共通して指摘していることは「教育実践を通じての経験」と「勤務校における優れた先輩教師との出会い」である。初任者の指導教員による積極的な指導が、当該初任者の2年目以降の職能成長の基底的な促進要因になりえているかについては、今後の研究課題とされている。 4.教師教育のカリキュラム開発のための研究課題 収集文献の分析結果の全体を通じて指摘できることは、教師に求められる原理的・基礎的素養と実践的指導力の両面にわたる力量を、人職前養成と人職後研修において有機的に育成することを可能にする教師教育カリキュラムを開発することが、緊要な研究課題として残されているということである。
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