| Project/Area Number |
04610263
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| Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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| Allocation Type | Single-year Grants |
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| Research Field |
国文学
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| Research Institution | Kanazawa Gakuin University |
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Principal Investigator |
柳澤 良一 金沢女子大学, 文学部, 教授 (80123222)
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| Project Period (FY) |
1992
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| Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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| Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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| Keywords | 本朝麗藻 / 尊経閣文庫 / 本朝麗藻総索引 / 本朝麗藻簡注 |
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| Research Abstract |
『本朝麗藻』の流布本としては、群書類従本(木版、活字)・新校群書類従本(活字)・古典全集本(活字)があるのみであったが、今回、科学研究費の交付を受けて、最善本の写本である尊経閣文庫蔵金沢文庫旧蔵本<上巻のみの古鈔本>を声点・線点・返り点・送り仮名・傍訓等の訓点を含めて精査することができ、上巻についての校訂本『本朝麗藻 校本』(上)を発表した。また、それ以外の下巻の写本も、尊経閣文庫〈前記以外〉、国立国会図書館、国文学研究資料館、内閣文庫、静嘉堂文庫、京都大学附属図書館、東北大学附属図書館、お茶の水図書館、水戸彰考館、陽明文庫、慶応大学斯道文庫等で調査をすることができ、下巻については尊経閣文庫蔵建暦三年本を底本とする『本朝麗藻 校本』(下)の発表の準備をしている。なお平成4年12月に大曽根章介・佐伯雅子共編『校本 本朝麗藻』(汲古書院)が刊行されたが、諸本の扱いや判読に違いが多く、『校本』(下)を今後発表して世に問う価値があると考える。また、その校訂本文に基づく漢字一字引きの総索引も、ワープロを使用して完成させ、近々勉誠社から刊行の予定である。さらに、全巻にわたる初の注釈書も、川口久雄・本朝麗藻を読む会編『本朝麗藻簡注』として同じく勉誠社から刊行の予定である。また、注釈をする過程での副産物ともいうべき『本朝麗藻』の項目別索引(人名・官職名・地名・建造物名・書篇名)も発表した。今後は、これらの基礎資料に基づいて、文学史的な意義づけ、及び作品論・作者論を展開したいと考えている。
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