倫理委員会の医事法的評価…諸外国との比較と実態分析を中心に
Project/Area Number |
04620023
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会法学(労働法,社会保障法,経済法等)
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
植木 哲 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (40024939)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古村 節男 京都府立医科大学, 医学部, 教授
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 倫理委員会 / 治験委員会 / 医事法 / 医学部における法学研究 / 医学部における法学教育 / 日本的医療観 / 世界(欧米)医事法 / アジアの医事法 |
Research Abstract |
本年度の研究においては、世界の倫理委員会についての比較法的研究が主流を占めた。そこでは第一に、アメリカにおける病院倫理委員会の実態と役割を明らかにし、その法的問題点を明らかにすることができた。その成果は、後掲の『医事法の現代的諾相』の中に示されている。 第二の研究テーマは、欧州、なかでもドイツの病院倫理委員の役割や機能を明らかにすることであった。この点はいまだ完成された単独の論文としては公表されていないが、部分的な成果は、後掲の『世界の医事法』の中のドイツ法の部で示されている。 以上のように、本研究における比較法的部分の成果は着実なものとなりつつある。これらの成果の上に立ち、本年度はさらに医学部における法学研究および教育のあり方を考察してきた。現下の倫理委員会や治験委員会の問題も、帰するところ医学部内における規範のあり方や現範意識の醸成と深く結びつくものと考えられるからである。これらの成果については後掲論文において明らかである。 また倫理委員会のあり方とも関連するが、従来の研究では欧米のそれについての研究が強調されてきた。しかし医療は日本人の生命観や死生観と強く結びついているため、この倫理委員会の問題も日本的な医療観の中で考察される必要がある。このためには欧米の倫理委員会についての研究もさることながら、アジア地域におけるそれとの比較も重要となってくる。このためにも研究のための手法の開発が確立されなければならない。 本年度において残された課題としては、倫理委員会の実態分析がある。若干の地域へ研究者を派遺し、資料の収集に努めたが、いまだ万全であるとはいえない。この点は当初の計画どおり、第二年次における最も重要な研究課題となろう。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)