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制度会計の起源に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04630083
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Accounting
Research InstitutionHiroshima Shudo University

Principal Investigator

岸 悦三  広島修道大学, 商学部, 教授 (60079275)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Keywordsソキエタス マリス / 商法会計規定 / ジエノア最高法院判決 / ジエノアの公証人の記録 / ストラッカ / モスケッティ / ミナルディ / 代理人会計論
Research Abstract

(1)商事組合の損益計算に関する世界最古の記録は12世紀のジエノアの公証人のものである。
12世紀 13世紀のソキエタス マリスに関して,Mario Chiaadanoの“Contratti Commercials Genovesi del secolo XII,Tosino,1925"を手がかりに その記録につれて研究を行い その実相を把握しえた。
(2)商法会計規定の源流については(i)ローマ法の会計職能に関する規定(6世紀のユスチニアヌスの市民法大全) (ii)中世商法学者の説 (Benvenuts Stracchaの“Tractatvs de Mercatvra,1553") (iii)ジェノアの最高法院判決(1528年ー1582年)にまで遡ってこれを考察した。
即ち,ローマ法にあっては会計受託者は会計委託者に会計を行い,勘定を戻す際,現金残高を全体をひっくるめて返すのではなく,(a)勘定を熟読し,吟味し,照合し,計算してもらうべく,それを提示することが規定されていたことを明らかにした。また,Straccha,ジエノア最高法院判決はこれを踏襲したことを明らかにした。またジエノア最高法院判決は貸借対照表による損益決定の法的機能を認めていたことを明らかにした。
(3)G.A.Moschettiの資本と損益に関する秀れた洞察,即ち17世紀における損益論を考察し,ロジスモグラフィアへの影響を明らかにした。
(4)Matteo Mainerdiの代理人会計論(1632年)について研究し,会計の受託責任会計なる所以を究明した。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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