クライン群、タイヒミュラー空間および関連する多様体の研究
Project/Area Number |
04640120
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
解析学
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Research Institution | Yamagata University |
Principal Investigator |
佐々木 武彦 山形大学, 教育学部, 教授 (20007157)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 彰子 山形大学, 教育学部, 助教授 (80006907)
安井 孜 山形大学, 教育学部, 助教授 (60033891)
松本 紘司 山形大学, 教育学部, 教授 (70006906)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1992: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | クライン群 / 離散群 / うめ込み / ケーラー多様体 |
Research Abstract |
研究代表者および各研究分担者別にまとめる。 佐々木は2つの生成元で生成されたクライン群の変形空間の研究を推進した。以前にOsaka J.Math.に発表した,離散群になる為の十分条件を与える不等式とKeenのモジュライ不等式との比較検討を行い,両者の拡張になっている定理を得た。成果は発表準備中である。更に研究を進め,変形空間の複素余次元1の部分空間でモジュライ等式xy=zを満すものを調べ,良く知られたフックス群では起りえない事実を発見し,論文としてまとめの段階にある。 松本は局所的にケーラー多様体に共形な多様体の部分多様体の研究を進めた。そしてその研究成果を局所共形概コシンプレティック多様体とその部分多様体という題目で雑誌テンソルに発表した。現在もなお超曲面の微分幾何学的性質の研究を精力的に推進している。 安井は可微分多様体の中にコンパクトな可微分多様体がいかに実現されるかという問題を調べた。そしてm次元多様体の2m+1次元多様体の中へのイニューメレイトなうめ込みという題目で論文にまとめ,山形大学紀要に発表した。現在もなおうめ込みの存在性とその分類に意欲的に取り組んでいる。 八木は整数論を研究する立場から,整数論とクライン群,整数論とフックス群はいかに関連しているかを研究した。研究は継続中で,成果は次元度以後になる見込みである。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)