大気光多波長イメージング観測による中層大気波動現象の研究
Project/Area Number |
04640422
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Space and upper atmospheric physics
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
岡野 章一 東北大学, 理学部, 助教授 (10004483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田口 真 東北大学, 理学部, 助手 (70236404)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
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Keywords | 大気光 / イメージング観測 / 大気波動 / 中層大気 / 熱圏 / 電離層 |
Research Abstract |
昨年度に製作した多波長全天撮像装置については、イメージインテンシファイアー直前の結像レンズのピント位置が、観測波長によって微妙に異なるという問題があることがわかっていた。昨年度まではその調整をマイクロメータを使用して手動で行っていたが、本年度、ステッピングモーターを組み込んでピント調整を自動化した。これによって観測開始から終了まで完全自動観測が可能となり、観測効率が向上するとともに観測モードの選択の自由度も増した。 蛍光シートを貼った半球プラスチックドームと標準光源を用いて、観測毎に装置の絶対キャリブレーションと感度むら補正を行った。その結果装置の視野全体にわたって絶対値測定の精度が向上した。特にOH大気光の観測からOHの回転温度を導出するためには、この絶対値キャリブレーションは不可欠であり、今回の改良がOHの回転温度の導出を成功に導いた。 このような改良を施した多波長全天撮像装置を使用して酸素原子557.7nm及び630.0nm、OH大気光の観測を東北大学蔵王観測所において実施した。酵素原子630.0nmの観測からは地磁気活動の活発化に呼応して電離層を伝播する擾乱(TID)や大気重力波に伴う増光が捉えられた。またOH大気光の観測からは回転線の強度化の温度依存性を利用して、OH(8-3)バンド回転温度の2次元分布の時間変動を導出することに成功した。
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Report
(1 results)
Research Products
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