解離しつつある分子からの発光観測による解離反応ダイナミクスの研究
Project/Area Number |
04640461
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
物理化学一般
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Research Institution | Okazaki National Research Institutes |
Principal Investigator |
花崎 一郎 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 教授 (00028250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高柳 正夫 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (50192448)
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Project Period (FY) |
1992 – 1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1993: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 光解離 / ファンデルワールス錯体 / N_2O・N_2O / エキシマー・レーザー / OH / 内部エネルギー分布 / 中間体 / 発光スペクトル / よう化メチル / 亜酸化窒素 / ダイナミックス |
Research Abstract |
平成5年度は主として、超音速分子線中に生成するファンデルワールス錯体、H_2O・N_2Oの光分解反応の研究を行った。この錯体は弱いファンデルワールス力でH_2OとN_2Oが結合しているが、193nmのエキシマー・レーザー照射によって分解し、2個のOHラジカルとN_2分子を生成する。これに対応する、セル中での2分子反応:N_2O+hnu→O(^1D)+N_2、O(^1D)+H_2O→2OHにおいては生成する2個のOHの振動、回転エネルギーの分布に大きな差がみられ、このことはO(^1D)がH_2Oと直接に反応して一方のHを引き抜くため、引き抜きで生成するOHとあとに残されたOHが極端に非等価になると解釈される。 錯体起源の反応では、これと全く違って、ふたつのOHはほぼ同一の振動・回転分布を示すことが解った。さらに、OHの内部状態に蓄積される全エネルギーも2分子反応の場合にくらべてはるかに小さいことが解った。この相違を説明するために、錯体起源の反応ではN_2Oから光解離によって生ずるOが^1Dから^3Pに項間交差をおこし、3重項のポテンシャルから比較的長寿命の中間体HOOHを経て反応するという仮説を提出した。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)