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分子コイルの設計と物性に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04640493
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 有機化学一般
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

三津橋 務  東京大学, 理学部, 助教授 (30011539)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywords電子受容体 / 有機伝導体
Research Abstract

分子内に共役系でつながれた2個のTCNQ骨格を含むTwin型電子受容体の合成研究の一環として、o-ターフェニルの4,4′位にエチニル基経由で2個のTCNQを連結させた化合物の合成を試みた。この受容体の錯体ではコイル状のカラムの形成が期待できるからである。現在、合成の最終段階にあり、この受容体を粗結晶の状態で得たことろである。いろいろな方法を試みたが、最も妥当と思える合成経路を以下に示す。2-ヨード-P-キシレンをNBSで臭素化、ついでNaCNでシアノ化して1,4-ビス-シアノメチル-2-ヨードベンゼンを得た。他方、4,4′-ジョード-o-ターフェニルをPd触媒下で3-メチル-1ブチン-3-オールと反応させることにより4,4′-ビス-エチニル-o-ターフェニルを得た。この両者をPd触媒下で反応させて連結体を調製した。連結体のシアノメチル基にメトキシカルボニル基を導入し、これをアミド経由でニトリル化した。これを臭素で処理すると目的のTwin-TCNQ型電子受容体が黒色の固体として得られた。これは若干の不純物を含み、精製法を検討中であるが、TCNQのCNに特徴的な強いIR吸収が確認され、またCVを測定するとTCNQとほぼ同じ位置に酸化環元電位が観測された。純品が得られ次第、テトラエチルアンモニウム塩を作製し、その結晶構造と導電性を調べる予定である。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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