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オジギ草の接触傾性に関与する生理活性物質に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04640531
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 天然物有機化学
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

三義 英一  慶應義塾大学, 理工学部, 専任講師 (50166211)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsオジギ草 / 接触傾性運動 / 生理活性物質
Research Abstract

オジギ草は、各種の刺激に対して、小葉が閉じ、葉柄が垂れ下がる接触傾性運動を示すことが知られている。この運動の発現には、化学物質が作用していることが明らかとなっているが、超微量の水溶性物質である為、分離が困難であり、今日まで活性本体の構造は末決定のままである。申請者は、この活性物質の構造を決定する為、種々のクロマトグラフィーを用いた分離法を確立し、その単離に成功したので以下に報告する。
オジギ草(200Kg)のメタノール抽出物を水-酢酸エチル、次にn-ブタノールで分配し、活性物質を含む水溶性部(2Kg)を得た。この水溶性部をオジギ草の枝葉を用いた活性テストを指標して、セファデックスG-10、トヨパールHW-40を担体とした分子ふるい系カラムクロマトグラフィーにより粗分し、続いてトヨパールHW(SF)、MCIゲル、数種の逆相系の充填剤を用いた中圧クロマトグラフィーにより分離し、オジギ草に対して10^<-3>g/lの濃度で活性を示す分画500mgを得た。さらに、この分画をShodex OHpak B-2005,B-804及び各種ODSカラムを用いた高速液体クロマトグラフィーにより分離し、最終的には、4〜6本のカラムを直列に連結して、数種の溶媒系を用いて繰り返し精製することにより、約0.2mgの活性物質を白色粉末として得ることに成功した。この活性物質は、10^<-6>g/l以下の低濃度で活性を示し、オジギ草の熱水抽出物の活性の強さを再現かつ説明できる初めての物質である。現在、この物質の^1H及び^<13>C-NMRスペクトルを測定し、得られたデータを詳細に解析することによって、活性物質の全構造の決定を急いでいる。また、各種誘導反応に必要な量を得る為に、活性物質の最終精製も進行中である。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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