Project/Area Number |
04650202
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Thermal engineering
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
栩谷 吉郎 金沢工業大学, 工学部, 教授 (60139748)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
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Keywords | 太陽熱蒸留 / 多重効用型 / イオン風 / コロナ風 / EHD / 電気流体力学 |
Research Abstract |
ウィックに高吸収タオルを用い、原水入口温度、冷却水温度、原水供給量、イオン電流をそれぞれ数種類変化させて実験を行っている。これまでに得た結果を以下に示す。 1.線電極の最適位置について 線電極が一本の場合について、最大収量が得られる位置は蒸発面、凝縮面間の中央よりも少し蒸発面に近いところであり、また上下方向については中央であった。 2.印加電圧とイオン電流の関係について 電極一本の場合について、最適電極位置における印加電圧とイオン電流は約4.2〜5.5kVに対して5〜40μAで、線電極の単位長さ当たりの最大電力は2W/m程度であった。 3.収量増加に対するイオン電流の影響 収量はイオン電流の増大とともに増大するが、ある電流付近でほぼ頭打ちの傾向を示す。 4.イオン風を付与した場合の収量増加について 原水温度等により異なるが、その範囲はイオン風がない場合の約1.5倍から3倍強であった。 5.同一の装置で、線電極数のみを2本とした場合についても同様の実験を行ったが、その性能は一本の場合と大きい差はなかった。 なお、実験終了までにあと2〜3か月かかる見込である。平成5年度に予定していた上記5.の実験を、研究の都合上、今年度に行ったことによる。このため、実験終了後に行う細線電極の走査型電子顕微鏡による観察もできていない。早い時期に残りの実験、観察を完了したいと考えている。
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