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基礎励振を受れる磁気ディスク装置のヘッド・ディスク系の振動解析

Research Project

Project/Area Number 04650218
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 機械力学・制御工学
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

本田 喜久  京都大学, 工学部, 助手 (60181559)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords振動 / 基礎励振 / 定常応答 / 磁気ディスク装置 / コリオリの加速度
Research Abstract

磁気ディスク装置は、近年その小型化とともに利用形態が多様化し、航空機、自動車などの走行体に搭載されるようになってきた。このような利用形態においては、走行体の運動や振動のために磁気ディスク装置全体がその基礎から励振を受け、その結果、データの記録、再生が阻害されたり、最悪の場合にはヘッド・クラッシュをおこすことになる。したがって、走行体に搭載される磁気ディスク装置を設計する際には、基礎励振に対する装置の振動特性を把握しておくことが必要である。そのような磁気ディスク装置の設計のための合理的な指針を得ることを目的として、磁気ディスク装置のヘッド・ディスク系の基礎励振に対する振動応答を解析した。
まず、ヘッド・ディスク系を空間に固定した位置に拘束系を有する回転円板としてモデル化し、基礎励振に対する運動方程式を導いた。励振は、スピンドルの軸方向成分およびヘッドに対するピッチング、ローリングの成分を考慮した。その運動方程式を固有関数展開とリセプタンス法を用いて閉じた形で解き、モデルの基礎励振に対する振動応答の特徴について検討した。また、各種パラメータが振動応答に及ぼす影響を数値計算により検討した。そして、モデル実験を行って検討結果を検証した。その結果、以下のことがわかった。
ヘッドがない場合、ディスクは軸方向成分の励振に対しては軸対称モードだけが励振され、ピッチングないしはローリングの励振に対しては波数1の前進波と後退波のモードだけが励起される。特に、静止したディスクと比較すると、コリオリの加速度の項の影響で、前進波の振幅は小さくなり、後退波の振幅は大きくなる。ヘッドがある場合、ディスクはヘッドとの相互作用のために波数が2以上のモードも励起される。また、ヘッド位置での励振の振幅が零であるピッチングの励振に対して、応答がヘッド位置で逆に極大となる場合がある。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 本田 善久: "基礎励振を受ける回転円板の振動解析" 機械力学・計測制御講演論文集(日本機械学会). 930-42. (1993)

    • Related Report
      1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-03-31   Modified: 2016-04-21  

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