Project/Area Number |
04650286
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
電子通信系統工学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
岡田 博美 大阪大学, 工学部, 助教授 (10093387)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 幹 大阪大学, 工学部, 助手 (30210561)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 無線LAN / アクセス制御 / 自己組織 / マルチチャネル / 階層型ネットワーク / 光ファイバネットワーク / 捕促効果 / 多元接続 |
Research Abstract |
オフィスや生産環境において、情報化、インテリジェント化が進展し、その基盤として、従来のイーサネットやトークンリング/トークンバスネットに比べてより高速で高機能なLANへの要望が高まっている。特にシステム構築の柔軟性や可搬性・移動性を有する高速無線LANへの要求が極めて高い。 本研究はこのような要求に対処するため、従来より開発が進められていた光ファイバ通信技術とパケット無線技術をもとに新しい階層型通信ネットワーク構築技術の開発を試みるものである。すなわちビルや工場等の域内に光ファイバによる基幹リングネットワークを敷設し、要所にノードを設けてリング/パケット無線ゲートウェイ機能を持った無線基地局とする。さらに十数メートル程度の通信範囲を有するパケット無線方式により無線基地局-端末機器間を結び、上記の要求を満たした通信ネットワークの構築を可能とする。本研究においてはこのような通信ネットワークを実現し、その有効性、効率性、機能性を高めるため、以下のような多元接続制御方式に関する課題に対して研究を遂行し、以下の成果を得た。 1)高速かつ効率のよいパケット無線方式を実現するため、捕捉効果によりパケット衝突を低減するアクセス制御として送信電力可変型スロットアロハ方式を開発し、その有効性を数学解析により明らかにした。 2)数多くの移動端末機器間に常に通信リンクを接続するための自己組織形パケット無線ネットワーク構築方式として、部分自己組織化方式を開発し、その有効性をシミュレーションにより明らかにした。 3)基幹網とのハブステーションとなる局と、端末間の高速伝送を可能とする無線伝送方式であるマルチチャネル伝送方式に適した、マルチアクセス方式として、優先権付マルチチャネル用CSMA方式を提案し、その有効性をシミュレーションにより明らかにした。
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