Project/Area Number |
04650525
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
河村 廣 神戸大学, 工学部, 教授 (70031119)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 明勲 神戸大学, 工学部, 助手 (50155199)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
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Keywords | ファジィシステム / インテリジェントファジィネットワーク / 構造評価 / 構造計画 / 最適構造計画 / 鉄筋コンクリート構造 / 耐震設計 / オブジェクト指向 |
Research Abstract |
本研究では、建築物の構造評価、計画を行うインテリジェントなファジィネットワークを構築し、その応用性の大なることを明らかにした。 得られた主たる知見を以下に挙げる。 (1)ネットワークの構成単位となるファジィシステムは入力出力と状態とからなるが、入出力は設計因子や変数をファジィ集合で表現でき、状態は設計式、解析式、判断基準をファジィ関係で表現できるため、不確実性や主観性を考慮に入れることができた。 (2)構造評価や最適化は、ネットワーク中の設計変数を帰属度関数で求めることになるが、入出力と状態をオブジェクトとするオブジェクト指向型表現により、インテリジェントな解法プログラミングが可能となった。 (3)CAD的な機能を付与しユーザーインターフェイスを高めることにより、対話的機能を向上させることができた。 (4)従って、コンピュータの容量が許す限り、大規模なネットワークの構築が容易となり、又、入出力や状態の削除、付与も自由に行うことができた。 RC構造物の耐震計画に応用し上記の特性を確認したが、更に、以下のような問題に今後の課題として取り組んでゆきたい。 (1)地震外乱の予測や安全性、経済性、機能性などのように極めて主観性、社会性の強い評価の定量化とネットワークへの組み込み方。 (2)ニューラルネットワーク的なモデルや機能を取り入れることにより、学習や同定手法を人工知能的なシステムにより近付けること。 (3)遺伝的アルゴリズムを応用し、最適計画問題のより効率のよい解法を開発すること。
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