高齢者のプライバシー欲求と住宅・施設計画に関する環境心理学的研究
Project/Area Number |
04650570
|
Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
建築計画・都市計画
|
Research Institution | Japan College of Social Work |
Principal Investigator |
児玉 桂子 日本社会事業大学, 社会福祉学部, 教授 (20153562)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
児玉 昌久 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (80008135)
児玉 昌久 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20153562)
|
Project Period (FY) |
1992 – 1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1993: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
|
Keywords | プライバシー欲求 / ストレス / 高齢者 / 居住環境 / プライバシー欲求尺度 |
Research Abstract |
1.本年度の研究の目的 本年度の目的は、老人ホームに居住する高齢者のプライバシー侵害とストレスの関連性および居室形態がプライバシー欲求と達成に及ぼす影響を明らかにすることである。 2.方法 老人ホームの個室と2人室に居住する高齢者のプライバシー欲求と達成を、(1)ひきこもり(2)孤独(3)分離(4)匿名性から成る孤独志向性サブスケールと(5)隣人付き合い(6)親密から成る社交志向性サブスケールによりとらえた。居住者のストレスを身体的ストレスと精神的ストレイ項目より成るパブリックヘルスリサーチセンター版ストレスチェックリストでとらえた。 3.結果 孤独志向性及び社交志向性いづれも個人の求める欲求の程度が身体的ストレスと精神的ストレスを規定する。とくに孤独志向性が高くその達成が低い群で身体的・精神的ストレスが最も高く、顕著な影響がみられた。 居室形態との関連については、個室居住者は2人室居住者に比べて、プライバシー欲求やストレス反応の上に良好な結果を示した。
|
Report
(2 results)
Research Products
(6 results)