新規セレノカルボン酸誘導体の分子設計と新合成法の開発
Project/Area Number |
04650768
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
加藤 晋二 岐阜大学, 工学部, 教授 (40021589)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 貴宏 岐阜大学, 工学部, 助手 (30234157)
村井 利昭 岐阜大学, 工学部, 助教授 (70166239)
石原 秀晴 岐阜大学, 工学部, 教授 (60021599)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | セレノカルボン酸ルビジウム / セレノカルボン酸セシウム / セレノカルボン酸ナトリウム / セレノカルボン酸カリウム / セレノカルボン酸誘導体 / セレノカルボン酸塩 / セレノンエステル |
Research Abstract |
セレノカルボン酸誘導体合成の最も基本的な出発原料となるアルカリ金属塩はこれまでジアシルセレニドと水酸化カリウムとの反応からの芳香族セレノカルボン酸カリウム塩の合成が知られていたにすぎない。今回、アシルクロリドとセレン化ナトリウム及びカリウムとの反応から直接ナトリウム塩(1)とカリウム塩(2)が容易に合成できることを見いだした。また、ルビジウム塩(3)及びセシウム塩(4)はRb_2Se及びCs_3Seの合成が難しく、さらにセレノカルボン酸自身の単離も難しいため、チオ及びジチオカルボン酸ルビジウム及びセシウム塩の合成に用いた方法を適用できない。今回、0-トリメチルシリル セレノンエステルとRbF及びCsFとの反応から高収率で合成・単離することに成功した。(Scheme 1) これらの塩は種々の求電子試薬と容易に反応し、相当するセレノカルボン酸誘導体を高収率で与える。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)