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消化管のオピオイドペプチド前駆体タンパク質mRNAに関する研究

Research Project

Project/Area Number 04670130
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General pharmacology
Research InstitutionTokai University

Principal Investigator

岡 哲雄  東海大学, 医学部, 教授 (40055976)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 篠原 一之  東海大学, 医学部, 助手 (30226154)
扇谷 信幸  東海大学, 医学部, 助手 (90213652)
松宮 輝彦  東海大学, 医学部, 助教授 (20056203)
Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsオピオイドペプチド / 前駆体タンパク質 mRNA / プロエンケファリンA mRNA / プロエンケファリンB mRNA / プロオピオメラノコルチンmRNA / 消化管 / 絶食
Research Abstract

モルヒネおよびコデインなどは,鎮痛あるいは鎮咳などの効果を現わす量より低用量で,便秘を生じることが知られている。また,消化管にオピオイド受容体およびその内在性リガンドであるオピオイドペプチドが存在することが知られている。しかし,オピオイドペプチド前駆体タンパク質mRNAに関する研究が少ないため,消化管におけるオピオイドペプチドの生合成の状態が明らかでない。そのため,オピオイドペプチドの消化管における役割は明らかでない。そこで今回は,胃,小腸,盲腸,および結腸などのプロエンケファリンA(PENK A),プロエンケファリンB(PENK B),およびプロオピオメラノコルチン(POMC)などのmRNA量を測定するとともに,絶食による3種のmRNA量の変化を調ベることにより,消化管におけるオピオイドペプチドの役割を明らかにする手がかりを得ることを研究の目的とした。PENK A mRNA量は,胃で最も多く,胃を100%とすると結腸で約60%,小腸と盲腸で約20%であった。PENK B mRNA量は,盲腸と結腸が最も多く,胃の200-300%,小腸は胃の60-70%であった。POMC mRNA量は,小腸、盲腸,結腸で多く,胃の170-200%であった。これら3種のオピオイドペプチド前駆体タンパク質mRNAの消化管各部位での分布の違いの意味については現在のところ不明であるが,個々のオピオイドペプチドの消化管での役割の違いを示唆しているものと考えられる。また,全脳と消化管を比較すると,一定量の全mRNA当たりのPENK AおよびB mRNA量は,消化管の最も多い部位でも全脳の1/15〜1/20程度であった。一方,POMC mRNA量は,消化管で全脳の約1/2-1/4であった。また,絶食により,胃のPENK AおよびB mRNAは,ともに約150%増加したが,POMC mRNA量は変化しなかった。以上の実験結果は,消化管においてオピオイドペプチドが種々の役割を果していることを示唆している。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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