• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to previous page

糞線虫感染マウスにおける交叉抵抗性に果すリンフォカインの役割

Research Project

Project/Area Number 04670231
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 寄生虫学(含医用動物学)
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

是永 正敬  熊本大学, 医学部, 助手 (00128274)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 多田 功  九州大学, 医学部, 教授 (60064531)
Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Keywordsベネゼラ糞線虫 / ネズミ糞線虫 / 交叉抵抗性 / 発育ステージ特異性 / インターロイキン5 / 好酸球
Research Abstract

(1)糞線虫感染マウスにおける交叉抵抗性の存在を調べるために、C57BL/6マウスにSr3000L_3を皮下接種し、4週後、Sv500L_3を感染させた。経時的に糞便内虫卵数(EPG)を調べると、対照群では8日目をピークとするパターンが得られた。Sr感染群では対照群に比べ著名な低下が観察された。すなわち両種には交叉抵抗性があることが分かった。
(2)次に、この交叉抵抗性がIL-5依存性か否かを調べるために、Sr感染21日目に2mgのNC17を投与した。Sr感染NC17処理群では対照群に比べ有意にEPGが低下したが、Sr感染NC17未処理群より高値を示した。このことは交叉抵抗性の発現にIL-5が部分的に関与していることを示している。
(3)交叉抵抗性が移行期幼虫に対して発現するのかどうかを調べるために、Sv攻撃感染後3日目の肺から幼虫を回収した。各実験群、対照群の間に有意の差はなく、少なくとも肺に到る移行期幼虫には交叉抵抗性の発現はないものと考えられた。
(4)交叉抵抗性が成虫に対して発現するのかどうかを調べるために、Sv攻撃感染後8日目の小腸から成虫を回収した。Sr感染群では対照群に比べ有意に回収虫体数は低かった。Sr感染群とSr感染NC17処理群を比べると、Sr感染NC17処理群では虫体数は有意に高かった。しかし、未処理対照群比べると低い値であった。
(5)小腸における交叉抵抗性の発現をさらに確かめるために、正常マウスにSvを感染させ3日目の肺から幼虫(LL_3)を回収した。300隻のLL_3を経口チューブにてSr感染および未感染マウスに攻撃感染した。経時的に観察するとSr感染群ではEPGの低下がみられた。このことから交叉抵抗性の発現は小腸におけるものと確認された。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 是永 正敬: "インターロイキンと寄生虫感染" 医学のあゆみ. 160. 130- (1992)

    • Related Report
      1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi