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母ラットの摂取ミネラル量の違いが仔ラットの成長におよぼす影響について

Research Project

Project/Area Number 04670319
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Hygiene
Research InstitutionKoshien University

Principal Investigator

八木 典子  甲子園大学, 栄養学部, 助教授 (00140385)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Keywordsマグネシウム / 妊娠期 / 心筋活動 / カリウム / カルシウム / 回復
Research Abstract

近年、報告者はMgの摂取量に関する研究を行っており、その結果乳幼児期における僅かなMg摂取不足でも心筋活動に異常が生じ、その後正常食を与えても回復が遅いことが判明した。
そこで、今回の研究は、妊娠中の母親のミネラル摂取量の違いが、胎児および乳幼児に及ぼす影響について検討したので報告する。
雌雄ラットを交配させると同時にMg、Ca、Kの摂取バランスを異にした飼料(9種類、正常食(AIN標準食)、Mg80%食、Mg50%食、Mg30%食、Mg0%食、Mg・K50%食、Mg・K30%食、Mg・Ca50%食、Mg・Ca30%食)を与えて出産まで飼育した。出産後、いずれの群にも正常食を与えて授乳期および幼児期の飼育を行った。以下に結果の要約を報告する。
胎児の成長:ミネラル摂取量の少ない群では、出産しなかったり(Mg0%)成長不良(Mg、Mg・K、Mg・Ca各30%)が認められた。しかし、出産数の変化は認められなかった。
心筋活動の異常:妊娠中に正常食を与えた群も含み、割合の多少はあるものの全群で異常を認めた。しかし、Mg単独の制限群よりもMg・K同時に制限した群で心筋活動の正常割合の上昇傾向を認めた。また、生後10週間正常食を与えても完全な回復は認められなかった。正常食群でも心筋活動の異常を認めたことから、今後妊娠期の適正Mg摂取量の検討が必要と考えられる。
血球中のMg、Ca、K量:出産後より正常食を与えているので、Mg、Ca、Kいずれにおいても各群間の著しい差は認められなかった。しかし、各々の母親と仔ラットの関係を検討すると、離乳直後では母親のMg、Ca、K量が多いと仔ラットの量は少なくなっており、反対に母親が少ないと仔ラットが多い傾向を認めた。このミネラル量のバラツキは、仔ラットが自ら飼料を摂取しだすと次第に一定の値に落ち着くことを認めた。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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