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臍帯血造血幹細胞を用いた骨髄再構築(臍帯血移植)への基礎的研究

Research Project

Project/Area Number 04670599
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Pediatrics
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

上田 一博  広島大学, 医学部, 教授 (30112189)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福田 稔  広島大学, 医学部・附属病院, 医員
Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywords臍帯血 / 造血幹細胞 / CD34抗原 / 造血因子
Research Abstract

臍帯血は多能性造血細胞に富んでいるため、造血細胞の研究ならびに臨床応用に利用されている。本年度は臍帯血より造血幹細胞をモノクローナル抗体を用いて純化することと、各種造血因子による液体培養での造血細胞の増幅について研究を行った。
(1)造血細胞は通常の比重遠心後にAIS社のsoybean agglutininならびにCD34抗原コートフラスコを用いて純化した。得られた細胞数は骨髄では約1%、その純度は80%以上であった。一方臍帯血では細胞数では0.2〜1%とかなりの個人差がみられたが、その純度は骨髄同様80%以上であった。
(2)純化前と後(CD34陽性細胞)における各種造血因子によるコロニー形成能は軟寒天培養法で検討した。コロニー形成細胞数は純化前と後で100倍濃縮されており、これはCD34細胞の比率とよく相関していた。しかし、臍帯血細胞では骨髄細胞に比べてかなりのばらつきが存在した。臍帯血におけるheterogeneityの詳細は不明であるが、今後臨床応用をすすめていくうえで重要な問題点と思われた。
(3)純化した臍帯血造血幹細胞を各種造血因子と短期間の液体培養を行い、その後のコロニー形成細胞数の変化を検討した。G‐CSF,SCFでは2〜3週間をピークとし、コロニー形成細胞数は10〜50倍までに増幅されるが、他の造血因子(GM‐CSF,IL‐3,IL‐6)では増幅作用はほとんど認められなかった。G‐CSF,SCFの増幅作用は4〜6週までわずかながら認めらるが細胞数の減少が著明となり、全体のコロニー形成細胞の絶対数は減少していることとなった。現在、短期間で増幅された造血細胞での骨髄再構築が可能かどうかをDextcr培養を用いて検討をおこなっている。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 上田 一博,小林 正夫: "がん化学療法における頼粒球減少に対するvecombinamt granulocyte colony-stimulating factorの応用" 小児科診療. 54. 2603-2608 (1991)

    • Related Report
      1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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