Project/Area Number |
04670770
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Digestive surgery
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
嶋田 紘 横浜市立大学, 医学部第2外科, 教授 (90117747)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仲野 明 横浜市立大学, 医学部第2外科, 助手 (80164242)
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Project Period (FY) |
1992 – 1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
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Keywords | エンドトキシン / 重症感染症 / 肝細胞培養 / クッパー細胞 / oxygen radical |
Research Abstract |
エンドトキシンの肝障害におけるクッパー細胞の役割と、薬剤による影響を検討した。[方法](1)ラット肝より肝細胞単独培養群(H群)、クッパー細胞単独培養群(K群)、共同培養群(H+K群)を作製し、lipopolysaccharide(LPS)、superoxide dismutase(SOD)、prostaglandin E_1(PGE_1)を添加しH^3-leucineによる肝細胞の蛋白合成能を測定した。(2)C.purvumの加熱死菌で前処置したクッパー細胞にLPSを添加し、oxygen radical産生能とそれに対するSOD、PGE_1の影響を化学発光を測定し検討した。[結果](1)H群におけるLPS(20μg/ml)添加時の肝細胞蛋白合成は、LPS無添加時に比べ91.7%と低下し、H+K群では、55.3%に著減した。SOD(100μg/ml)は、LPS添加H十K群の蛋白合成障害を軽度防止した。PGE_1は、LPS無添加、添加にかかわらず、H'群の蛋白合成を増加させたが、H+K群の蛋白合成は増加させなかった。また、PGE_1を前投与すると、LPS添加H+K群の蛋白合成は増加した。(2)LPSを添加するとクッパー細胞の著明なoxygen radicalの産生がみられた。LPS添加後にSOD(100μg/ml)を添加するとoxygen radicalは、35.4%まで中和された。LPS添加後にPGE_1(20ng/ml)を添加してもoxygen radical量に変化はなかったが、PGE_1を前投与しておくとoxygen radical産生は、21.5%に抑制された。[結論]LPSの肝細胞蛋白合成障害は、主にクッパー細胞を介してのmediatorにより、その一つとして活性酸素(O_2^-)が考えられた。また、PGE_1の前処置により、LPS添加時のクッパー細胞からのO_2^-の放出は抑制され、肝細胞の蛋白合成障害は阻止されると考えられた。
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Report
(1 results)
Research Products
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