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性周期の確立、維持機構におけるメラトニンの生理的意義に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04671025
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionSt. Marianna University School of Medicine

Principal Investigator

石塚 文平  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (80097336)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 飯郷 雅之  聖マリアンナ医科大学, 医学部(解剖学), 助手 (10232109)
大野 祐子  聖マリアンナ医科大学, 医学部(産婦人科), 助手 (20233231)
渡辺 研一  聖マリアンナ医科大学, 医学部(産婦人科), 助手 (60167145)
Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Keywordsメラトニン / ホルモン分泌日内変動 / 無排卵症 / 早発閉経 / 経口避妊薬(ピル)
Research Abstract

本年度は以下の3点につき検討を行った。すなわち、(1)成人男子の昼間安静時の光遮断、光刺激、音刺激(ヘッドホーンによる音楽聴取)のメラトニン(M)分泌に与える影響。(2)特発性中枢性無排卵症(ストレス、体重減少性無月経、運動性無月経をのぞく)、早発閉経という病態の異なる卵巣機能不全症例におけるM分泌日内変動の差異の有無。(3)閉経後婦人のM日内変動を検討した後、エストロゲン補充療法を行ない、そのM分泌に与える影響を検討した。 [結果](1)安静、光遮断時のsubjectにおいて音楽聴取はM分泌を全体としては有意に変動させなかったものの、約30%の例においては上昇させ、約30%の例においては低下させるなど個人差のあるものの何等かの影響を与える事が示唆された。 (2)中枢性無月経、早発閉経症例ともに、9:00AMより12:00AM間に比し、9:00pMより12:00pM間には有意に上昇しているが、上昇率はコントロールに比し有意に高く、2群間に有意差を認められなかった。 (3)閉経後婦人では閉経前コントロール群に比し、夜間のM分泌増加は%changeで有意に低く、結合型エストロゲン 0.625mg/day、1.25mg/day 投与はいずれもM分泌に有意な変動を与えなかった。
以上よりM分泌は光刺激の他、音刺激の影響も受け得ること、無排卵症では病因の別にかかわりなく亢進すること、閉経婦人への通常量のエストロゲン補充では影響を受けないことが示唆された。
今後、生理的低ゴナドトロピン状態である妊娠中およびそれに続く正ゴナドトロピン状態への移行期である産褥期、また医原性低ゴナドトロピン状態であるピル服用中および服用後正常性周期への移行期におけるM分泌の状況を観察、これらにより性周期の確立、維持機構におけるMの生理的意義の解明を試みる。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-03-23   Modified: 2016-04-21  

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