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ラット切歯萌出機序における循環系の役割に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04671143
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Functional basic dentistry
Research InstitutionTsurumi University

Principal Investigator

大島 滋生  鶴見大学, 歯学部, 助教授 (90097311)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywordsラット / 切歯 / 歯の萌出 / 循環系 / 動脈圧 / アドレナリン作動性薬物 / 容量血管
Research Abstract

歯の萌出過程における循環系の役割を調べるために以下の実験を行った。 1)ラットを人工呼吸下でハロセン麻酔し、0.01、0.1、1および10μg/kgのアドレナリンを足背静脈あるいは頚動脈より投与し、正中尾動脈圧の変化および下顎切歯の長軸的な動き(萌出方向あるいは反対方向への動き)を測定した。動脈圧および歯の動きには用量ー反応関係が認められた。動脈圧はアドレナリン投与により、一過性の上昇、下降および回復を示した。切歯はアドレナリン投与により、一過性の萌出方向への動き、反対方向への動き、それに続く萌出方向への動きを示した。用量が等しい場合、血圧変動は静脈内投与の方が大きく、歯の動きは動脈内投与の方が大きかった。血圧の変動と歯の動きとの間には必ずしも同期性は認められなかった。0.01、0.1、1および10μg/kgのノルアドレナリンを用いた同様の実験においても、アドレナリン投与の場合と類似した結果が得られた。しかし、用量が等しい場合、一般に血圧上昇作用はノルアドレナリンの方が大きく、歯の動きに対する作用はアドレナリンの方が大きかった。イソプロテレノールを用いた同様の実験において、血圧上昇作用および歯の萌出方向への動きは認められなかった。しかし、血圧下降作用および反対方向への歯の動きは顕著であった。2)正常ラットにアルブミン添加墨汁あるいは血管鋳型作製用の樹脂を注入した後、下顎を透明化あるいは脱灰、脱有機した後、高解像実体顕微鏡で観察を行った。その結果、特に歯根膜内の静脈系に容量血管(capacitance vessels)と思われる構造の存在することが観察された。今後、歯髄、歯根膜内の微小血管の構造およびそれらの機能をさらに詳しく検索し、またアドレナリン作動性薬物等を投与した場合、血管構造にいかなる変化が生ずるかを調べる予定である。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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