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細胞膜電位によるポケット内多形核白血球貧食能の評価

Research Project

Project/Area Number 04671153
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Conservative dentistry
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

堀内 博  東北大学, 歯学部, 教授 (00013962)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Keywords歯肉溝滲出液 / 白血球 / 細胞膜電位 / ガラス毛細管微小電極 / 歯周病 / 急性発作 / 細胞活性 / 初期治療
Research Abstract

本学歯学部附属病院保存科外来に来院した歯周病に罹患している患者4名を被験者とした。対象歯に簡易防湿を施した後、ガラス毛細管キャピラリーを用いて歯肉溝滲出液(GCF)を採取し、直径3cmのプラスティックシャーレ中の10%FBS加Eagle's MEM培地中に懸濁し、37℃ 5%CO_2 95%airのCO_2インキュベーター内に静置した。位相差顕微鏡にて細胞の沈降を確認した後、ガラス毛細管微小電極法により細胞膜電位の測定を行った。
〈結果〉 初期治療前で、滲出液の多い被験者A(43歳、女性)から得られた白血球は培地中で3〜8時間インキュベートし、観察すると、細胞質は平たくその中に大小の液胞が目立つものが400倍の光学顕微鏡下で多数観察された。それらの白血球ではほとんど細胞膜電位は得られず細胞活性が低下しているものと推測された。 この被験者から得たGCF中白血球の細胞膜電位は-1.74〜-19.3mVの間に分布し、平均値および標準偏差は-5.45±6.21mVであった(N=7/17)。
初期治療が終了した状態の被験者B(41歳、男性)、C(53歳、女性)のGCFには多数の白血球が認められた。 これらの患者では被験者Aで著明であった平坦化した白血球も一部には認めらたけれども、その比率は少なかった。被験者Bより得たGCF中白血球の細胞膜電位は、-0.49〜-13.3mVに分布しその平均値および標準偏差は-4.55±2.44mVであった(N=57/100)。被験者Cでは白血球の細胞膜電位は、-2.07〜-11.9mVに分布しその平均値および標準偏差は-6.05±2.31mVであった(N=27/46)。
被験者D(58歳、女性)において1週間前に急性発作を起こした部位より採取したGCF中には、多数の白血球がみられたけれども、被験者Aで多く認められたような平坦化した細胞の占める比率は少なかった。この被験者より得たGCF中白血球の細胞膜電位は、-1.54〜-10.23mVに分布しその平均値および標準偏差は-5.18±1.96mVであった(N=58/74)。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 佐伯 訓子,飯山 正夫,堀内 博: "歯根膜由来細胞の細胞膜電位" 日本歯科保存学雑誌. 35. 78-78 (1992)

    • Related Report
      1992 Annual Research Report

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Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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