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ハイブリッド型コンポジットレジン・クラウンの臨床応用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04671205
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 補綴理工系歯学
Research InstitutionOsaka Dental University

Principal Investigator

末瀬 一彦  大阪歯科大学, 歯学部, 講師 (20140212)

Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Keywordsクラウン / 硬質レジン / 適合性 / 接着強さ / 耐摩耗性
Research Abstract

色調再現性や操作性に優れ,ガラスフィラーと超微粒子フィラーを高密度に充塞し機械的強度の向上したハイブリッド型臼歯部歯冠修復用コンポジットレジンをクラウン材料として臨床応用するにあたって,適合性,接着性および耐摩耗性について検討し,さらに臨床応用したクラウンの経時的観察を行った.その結果,1)適合性について:クラウンの支台歯に対する適合性に関して,製作時のスペーサーの厚さによる影響を検討したところ,歯型軸面部にスペーサー1回塗布,咬合面部にはフィルム状の薄い試作分離材を塗布することによって軸面部で30-60μm,咬合面部で30-50μmの良好な適合性を示した.また,この方法で製作したクラウンを接着性レジンセメントで支台歯に合着した場合,歯頚部で50μm,軸面部で40μm,咬合面部で60μmの適合性を示した.2)接着性について:接着性レジンセメントに対するステンレススチールとの圧縮せん断接着強さについて検討した.オペークおよびボデイに対して,表面性状としてサンドブラスト処理およびシランカップリング材を主成分とするプライマー処理の各組合わせ条件下で実験を試みたところ,プライマー処理は接着強さに有意な影響を示さなかったが,サンドプラスト処理は,特にボデイにおいて接着強さに有効に作用した.3)耐摩耗性について:試作耐摩耗試験機を用いて,歯科用合金に対する滑走摩耗性について検討したところ,本材料は従来の硬質レジンに比較して明らかな耐摩耗性を示した.今後さらに対合する材料やコンポジットレジンの種類を変えて摩耗性について検討する.4)臨床試験について:装着後3ヵ月以降の経過観察において,破折やクラックの症例はほとんどなく,咬合診査においても明らかな咬耗は観察されず,表面着色も認められない.また,歯周組織との親和性も良好である.

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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