Project/Area Number |
04671312
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Chemical pharmacy
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Research Institution | Tokyo University of Pharmacy and Life Science |
Principal Investigator |
長岡 博人 東京薬科大学, 薬学部, 講師 (30155915)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | タキソール / タキサン型ジテルペノイド / 抗腫瘍活性ジテルペノイド / 合成 |
Research Abstract |
タキサン型ジテルペノイドの一つタキソール(taxol)は、微小管安定化作用を有する新しいタイプのガン治療薬として注目されている。また、構造化学的にも興味深く、多数の官能基が特異な炭素骨格に複雑に組み込まれた構造は他に例を見ない。本研究は、申請者らが最近開発した多環性化合物のフラグメンテーション反応を機軸とするタキサン骨格合成法を発展させ、タキソールを含むタキサン類合成法開発を目指し行った。まず、既に合成法を開発している1をスケールアップして合成し、taxusinの合成を検討した。その結果、C環部の官能基形成を完了し、また、1のカルボキシル基を利用したA環部への酸素官能基導入法を開発した。次に、タキソール合成に必要な官能基の導入を検討し、(+)‐carvoneよりC‐1,2,9および13位に酸素官能基を持つビシクロ[2.2.2]オクタン誘導体3の合成法を開発した。さらに、エノン4より5を経て得た6と(+)‐carvoneより誘導した7と結合させ、A環部およびC環部を持つ化合物8を極めて短段階で合成する方法を見出した。
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