Project/Area Number |
04671339
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
木村 智彦 東北大学, 薬学部, 助教授 (40143002)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 進 東北大学, 薬学部, 教授 (80004604)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
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Keywords | 副腎髓質 / エピネフリン / ノルエピネフリン / カルシュウムチャネル / 交感神経α_2受容体 / プロテインキナーゼC |
Research Abstract |
1.Ca^<2+>流入機構 副腎髓質カテコールアミンの分泌過程におけるCa^<2+>流入経路として、L・N型の何れの膜電位依存性Caチャネルが関与するかを明らかにする目的で、大内臓神経刺激による分泌に及ぼすL型(nifedipine,verapamil)およびN型Caチャネル拮抗薬(ω-conotoxin)の作用を検討した。カテコールアミン分泌は前者で影響を受けなかったが、後者で明確に抑制された。以上の結果から、内因性アセチルコリンのカテコールアミン分泌過程におけるCa^<2+>流入経路として、N型Caチャネルが重要な役割を担っていることが考えられた。(投稿準備中) 3.α_2受容体による分泌の調節 副腎髓質細胞におけるα_2受容体のカテコールアミン分泌調節機構の存在を明確にする目的に、大内臓神経刺激によるカテコールアミン分泌に対するα_2受容体遮断薬(yohimbine)の作用を検討した。カテコールアミン分泌はyoshimbineで顕著に増強された。以上の結果から、副腎髓質においても交感神経終末と同様に、分泌を抑制的に調節するα_2受容体機構が存在することが示唆された。(投稿中) 2.プロテインキナーゼCの関与 大内臓神経刺激によるカテコールアミン分泌はプロテインキナーゼC活性化薬(phorbol-12,13-dibutylate)で増強され、阻害薬(staurosporine,polymyxin B)で抑制された。Phorbol-12,13-dibutylateはカテコールアミン分泌を引き起こし、その作用はstaurosporineで拮抗された。以上の結果から大内臓神経刺激によるカテコールアミン分泌機構に、プロテインキナーゼCの活性化が関与することが推察された。(投稿準備中)
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