α1アドレナリンレセプター遺伝子の転写制御機構の解析
Project/Area Number |
04671386
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Biological pharmacy
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Research Institution | National Research Institute for Child Health and Development |
Principal Investigator |
辻本 豪三 国立小児病院, 小児医療研究センター・小児薬理研究部, 部長 (80172013)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | アドレナリンレセプター / α1受容体 |
Research Abstract |
アドレナリンレセプターの中でも、α1レセプターは"カルシウム動員レセプター"のモデルとして活発に研究対象とされているが、その発現量は各種の細胞に於いて多寡があり、また更に、甲状腺ホルモンやステロイドホルモン投与、持続的作動薬による刺激による脱感作や、除神経操作による薬物感産性の亢進、といった状況でその発現量が大きく変化することが観察されてきている。しかしながら、そのレセプター遺伝子発現調節の詳細な分子機構はいまだ不明である。平成4年度はまずラットゲノムライブラリーよりラットα1BアドレナリンレセプターcDNAをプローブとして用い、ラットα1BアドレナリンレセプターゲノムDNAの分離に成功した。クローニングされたこのゲノムクローンは5'上流約1.5Kbを含んでおり、その領域を用いてまずプロモーターの同定を行った。プロモーターに特徴的なCAAT box,TATA box等の構造解析よりcDNAの5'上流のプロモーター領域を解析したところ、AP-1サイトと考えられるところが同定できた。現在、その領域がプロモーターとして実際に機能することを、この領域を含むDNA断片を細菌のCAT(chloramphenicol acetyl transferase)遺伝子の上流に挿入したプラスミドを作成し、培養哺乳類細胞に導入し、発現されるCAT活性を測定しプロモーター機能を検討する目的で、各種の変異したプラスミドをコンストラクトしており、この研究は現在米国スタンフォード大学薬理学教室Brian B.Hoffman博士と共同研究を行っている。また、この領域がin vivoでプロモーターとして機能していることを証明するため、DNase I高感受性部位の決定も行ないつつある現状である。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)