Project/Area Number |
04671464
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
内分泌・代謝学
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐倉 宏 東京大学, 医学部(病), 助手 (70240710)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江藤 一弘 東京大学, 医学部(病), 医員
門脇 孝 東京大学, 医学部(病), 助手 (30185889)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1992: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
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Keywords | インスリン / 転写制御機構 / 転写因子 / ヘリックス・ループ・ヘリックス構造 |
Research Abstract |
1.インスリン遺伝子転写制御因子(IEBP)の種々のミュータントを作製し、HeLa細胞とハムスターインスリノーマ細胞(HIT)に導入してその転写活性を調べた結果、以下の知見を得た。 (1)IEBPのC末端近辺に存在する塩基性領域やヘリックス・ループ・ヘリックス構造に変異を導入すると、転写活性はほとんど消失するのでこれらの領域は転写活性に重要であることが示された。 (2)IEBPの中央付近に存在するロイシン・ジッパー様配列に変異を導入しても転写活性の変化は認められなかった。 (3)197〜270番目のアミノ酸を欠失させると、HeLa細胞における転写活性はあまり変化しないが、HIT細胞においては著しく転写活性が損なわれるので、特にこの領域がインスリン遺伝子転写を考える上で重要であると考えられた。 2.IEBP蛋白質とヘテロダイマーを構成すると考えられる末知の蛋白質をクローニングするための系の確立をめざした。発現ライブラリーをビオチン化したIEBPをプローブとしてスクリーニングするもので、系が働くことが確認されたので、現在この方法で実際にスクリーニングを行なっている。 3.ヒトのインスリン遺伝子転写制御領域の異常による糖尿病の有無を検討するため、正常人と糖尿病の患者各50人を対象に遺伝子変異の有無を調べたが、両群間で差は認められなかった。
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