オブジェクト指向データベースにおける時間軸の構成法
Project/Area Number |
04680024
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Informatics
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
金森 吉成 群馬大学, 工学部, 教授 (20006266)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1992: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | オブジェクト指向データベース / 履歴データベース / オブジェクト構成 / マルチメディアデータベース / 時制データベース / 可視化ユーザインタフェース |
Research Abstract |
データの時間情報が重要な意味を持つデータベース、履歴データベースにおいては時間軸を明示的に導入して管理する必要がある。最近、実用化されたオブジェクト指向データベースは、関係データベースに比べてマルチメディアデータの管理、運用に適していることが明らかになっているが、時間管理の問題についてはまだ研究されていない。そこで本研究では、マルチメディアデータを対象としてそれの時間軸をオブジェクト指向データベースで構成する問題を扱った。特に、図形、図像データの時間構造を統一的に管理して、時間に関する質問処理を効率的に対処する構成法を明らかにした。 さらに、マルチメディアデータにおいて重要な可視化ユーザインタフェース機構での時間軸表現と質問処理方法を提案した。 研究方法としては、医療分野(歯科矯正学症例)を具体例に用いて実践的行われた。得られた研究成果は次のようである。 (1)症例データの実世界をCoad-Yourdon法によるオブジェクト指向モデルで分析した。この分析から、オブジェクト指向データベースに時間軸を導入した。 (2)図形、画像オブジェクトにおけるデータ処理のメソッドを定義した。このメソッドには、これらのオブジェクト間で必要になる時間軸の一貫性管理が含まれている。 (3)質問処理をするための可視化ユーザインタフェース機構をオブジェクト指向の技法で作成した。この機構を分析して、インタフェースを作成するために必要な7つのクラス、オブジェクトを構成した。グラフィックディスプレイ上に提示された2次元履歴空間に質問を入力すると、それの結果の画像、図形オブジェクトが時間軸上に整列して与えられる。 これらはオブジェクト指向データベースシステムONTOSを使用して実装された。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)