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生体機能の食餌性適応とその分子レベルでの解析

Research Project

Project/Area Number 04680100
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 家政学
Research InstitutionKyoto Koka Women's University Junior College

Principal Investigator

小垂 眞  光華女子短期大学, 生活学科, 助教授 (80167402)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉山 薫  京都府立大学, 農学部, 助手 (30226469)
Project Period (FY) 1993 – 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1993: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Keywordsn^<-3>系高度不飽和脂肪酸 / 血清脂質濃度 / 体脂肪蓄積 / 消化管免疫 / イワシ油 / タンパク質分離摂取 / ミールフィーディング / 体脂肪率 / タンパク合成能 / アミノ酸吸収能 / 栄養順応
Research Abstract

近年、n^<-3>系高度不飽和脂肪酸の摂取が血清脂質濃度を改善し、虚血性疾患発症を抑制するなどの点で注目され、これらの豊富な魚油の摂取が奨励されている。一方、これら高度不飽和脂肪酸は酸化を受け易く生体にとっては有害な過酸化物を形成することが知られている。そこで本年度は昨年度実験したタンパク質に対する食餌性適応の応用として、摂取脂質の組成の違いが血清脂質、体脂質蓄積、消化管免疫に及ぼす影響について検討した。
10%または20%カゼイン食中ラード20%(デンプンは各60%、50%)を基本食とし、15%、10%、5%と減らしイワシ油で置き換え、4週齢ラットを約1カ月間飼育した。ラットの成長は摂取量を反映し、20%カゼイン食投与ラットと10%カゼイン食投与ラットの間には有意差が認められたが、EM-SCANを用いて週毎に測定した体脂肪率は飼育日数を経るにつれて若干増加するものの全群間に有意な差は認められなかった。食餌脂質“ラード"の割合が低下、代りにイワシ油が増加するにつれいずれのラットも血清総コレストロール濃度は減少したが、遊離脂質酸、トリシアルグリセロール濃度には群間での変化に方向性は認められなかった。また、消化管免疫の指標としてサンドイッチELISA法によりsIgAを測定したところ、20%カゼイン食摂取ラットでは小腸上、下部粘膜および腸腔内レベルにイワシ油混合比の増大に伴う上昇が認められた(10%カゼイン食摂取ラットでは小腸上部粘膜中IgA増加)。これらの食餌条件での肝臓および脳のTBA値を測定したところ、肝TBA値のイワシ油摂取に伴う上昇は顕著で、特に10%カゼイン食投与群ではイワシ油摂取量が390mg/dayを超えると急激に変化した。このように過酸化物の組織蓄積は摂取タンパク質量によっても影響を受け、消化管免疫機能(sIgA分泌)の動向とも併せ、n^<-3>系高度不飽和脂肪酸の効果をはかるためにはタンパク質栄養の配慮も重要であることが示唆された。

Report

(2 results)
  • 1993 Annual Research Report
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-03-31   Modified: 2016-04-21  

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