プロトン-酸化物イオン同時伝導性セラミックスに関する研究
Project/Area Number |
04805079
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
無機工業化学・無機材料工学
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
山下 仁大 東京都立大学, 工学部, 助教授 (70174670)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 元秀 東京都立大学, 工学部, 助手 (80222305)
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Project Period (FY) |
1992
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1992)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | プロトン / 酸化物イオン / 同時伝導 / セラミックス |
Research Abstract |
水酸アパタイト(Ca_<10>(Po_4)_6(OH):HAp)にYを固溶させたYHApについて、Yの固溶量と、構造、導電性の変化を調べ、導電性変化と、構造変化との関連について検討し、以下の知見を得た。 (1):Yの固溶によって、OHサイトに欠陥とO^<2->が導入され、X≧1.0でOH^-が存在しなくなることが確認された。また、構造変化に伴って導電性が変化し、YHAp0.65は、HApと比較して、2桁以上高い導電性を示した。 (2):水蒸気セルを用いた起電力測定の結果、YHAp0.65ではHApとは異なり、プロトンが主なキャリアーとなっていることが示唆された。また、IRの結果からx>1.0ではキャリアーとして、O^<2->が示唆された。 (3):以上のように、HApにおける導電性(同時伝導特性)は、固溶させるYの量によって著しく変化することがわかった。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)