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超高速CTを用いた局所肺コンプライアンス測定法の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 04807076
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Radiation science
Research InstitutionShiga University of Medical Science

Principal Investigator

村田 喜代史  滋賀医科大学, 医学部, 講師 (20127038)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森 正幸  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (30191000)
高橋 雅士  滋賀医科大学, 医学部, 助手 (20179526)
Project Period (FY) 1992
Project Status Completed (Fiscal Year 1992)
Budget Amount *help
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 1992: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Keywords超高速CT / 局所肺機能 / コンプライアンス
Research Abstract

本研究は当初、臨床研究と平行して動物実験を施行する予定であったが、動物用人工呼吸器の導入が大幅に遅れたために、平成4年度は主として臨床研究を行なった。
正常ボランティア1例、間質性肺疾患14例、および閉塞性肺疾患7例において、食道バルーン法で食道内圧を測定するとともに、超高速CTを用いて吸気と呼気のCT像を撮像した。両者において、同一肺領域を同定し、CT値の変化を食道内圧変化で除することにより局所肺コンプライアンス値を定量的に求めた。正常例では、呼吸レベルによって、異なったコンプライアンス値を示したが、吸気レベルが高くなるにしたがってコンプライアンスは低下した。また、背側肺は腹側肺に比して低いコンプライアンスを示し、重力効果によるものと考えられた。間質性肺疾患では、蜂窩肺を示すような病変の強い肺領域ではコンプライアンスが低下していたが、軽度の病変を表すと考えられる淡い濃度上昇領域では、吸気から呼気に変化させるとCT値は著明に上昇し、コンプライアンス値としては高い値を示した。さらに、吸気像では正常のようにみえた肺領域の一部は、呼気像において著明な虚脱を示し、間質性肺疾患の早期変化をもつ肺領域は易虚脱性をもつことが示唆された。閉塞性肺疾患では、細気管支病変や肺気腫が吸気像で明瞭に認識できる部位ばかりでなく、吸気像では正常にみえる肺領域においても吸気から呼気へのCT値の変化は少なく、早期の閉塞性肺病変を捉えるには動的なCT評価が必要であることが示唆された。
超高速CTを用いた動態解析は種々の肺病変の早期変化を臨床的に捉える手法として有用であると考えられた。

Report

(1 results)
  • 1992 Annual Research Report

URL: 

Published: 1992-04-01   Modified: 2016-04-21  

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